昨日は1年ぶりにロウギアランニングをテーマにした講座をおこなった。会場は鏡のあるフロア。最近は、山道でロウギアランニングをすることがほとんどなので、床に裸足というのは私自身も久しぶり。
ロウギアランニングのはじまりは「ゆっくり走り」だった。1秒で2歩を目安にしていたが、感覚で持続するのが難しかったので、メトロノームを使用するようになった。メトロノームを使用することによりテンポを持続することが容易になり、テンポアップダウン、ビートを細かく変化させることが可能になった。
テンポとビートは身体に深く影響を与える。走るために必要な接地づくりで足-膝-股関節のつながりを整え、130テンポから200テンポを経験し、ロウギアランニングは、150-130テンポ、16ビートで実践した。
ロウギアランニングを実践しているマラソンの指導者の方は、130-120テンポで走ることができるようになったそうだ。走ることに慣れていない方は150-130テンポがやりやすいと思う。
【技アリ企画】構造動作・中島章夫メモ。5月19日(日)は【技アリ企画】構造動作の「ロウギアランニング」。1年ぶりのテーマです。
足指接地感覚の確認、股関節の位置の確認、足首を曲げる距腿関節の屈曲方向の確認を十分行い、その後メトロノームを使って、テンポを130を基準に、上げたり下げたりしつつロウギアランニング。最後にビートを加えて、腕の振りなどの動きが変化することを感じつつ、走りを終了。
びっくりするぐらい股関節が軽くなり、接地感覚が柔らかくなります。
「ゆっくり走り」でもこの感覚は得られますが、ロウギアランニングではさらに精度が高まります。
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