今年は本を2冊刊行する目標で動いている。先日も出版社の担当者と説明の仕方について打ち合わせをした。こと身体のことに関していえば、文章での説明には限界がある。しかし、視点を変えて物事をみることで、また違った発見がある。それは新たな表現方法へと可能性が広がる。常に勉強させてもらえて、ありがたい限りだ。
今週末は、東京の講座・ワークショップがある。東京で開催する講座はこの夏でまるっと10年になる。世話役をしてくださっている中島章夫先生とは、この10年毎月顔を合わせている。家族に次いで一緒にいる時間が長く濃ゆい。^^
あっという間に感じられる年月でもあったが、大波小波を経験し、新たな表現方法をコツコツ積み重ねてきた時間だったといえる。それは、頑丈な足場になり、次の一歩を大きく踏み出すのに申し分ない。おかげさまで構造動作トレーニングは、日に日に洗練されている。
中島先生の技アリ企画では「骨盤おこしトレーニング」講座としてスタートし、「関節トレーニング」「構造動作トレーニング」、そして「股関節回転講座・東京教室」と変化してきた。核になることは10年間全く変わってないが、「深部感覚」の表現を得て体の中の自由に目覚めたのだ。人によっては、やらなければならないトレーニングが次から次へと増えていく印象を受けるそうだが、核は一緒、トレーニングをやり込みさえすれば動きの質が深まるはず。
先日、多裂筋トレーニングのエクササイズを教えてほしい、という希望があったので「骨盤おこし」を紹介した。結局、「骨盤おこし」・・。いきなり多裂筋トレーニングというのは無理なのだ。何事も順序立てて、一足飛びをしようと焦ってはいけないということ。動作の質を深めるうちに、やがて深部感覚が自らの所在を明確にする。それは、多裂筋への意思疎通の鍵であり、骨盤おこしが深まり仙骨の目覚めとなる。この意味は常連ならわかるだろう。
▲骨格筋の形と触察法(大峰閣) 著:河上敬介、磯貝薫
さて、 2/24・25股関節回転講座・東京教室は、「スクワット-足指-股割り」の順に股関節を軽く滑らかにトレーニングしていきます。理論も大切ですが、それ以上に体で動きを実感することが大切です。まずは実践あるのみ、理論を深めるよりも動きの質を深めることのほうが実践的だ。
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その他の講座・ワークショップ
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