股関節を大きくコントロールしている人たち、ハムテンション | 股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

骨盤後傾から骨盤をおこし股関節を超なめらかに。体幹と四肢を連動させ動きの質を追及する。運動とは人の重心が移動することである。運動を成立させるべく構造動作理論(Anatomical Activity)に基づくトレーニング方法と身体観察について綴ります。

自分がコントロールできる股関節の可動域を稼ぎたい。最近のトレーニング効果による右足の変化からわかってきたことがある。それは右のハムストリングスや外旋六筋などが十分に作用できていなかったことだ。右の重心移動が苦手で足に乗り切れていなかったことに改めて気づく。

ハムストリングス
▲骨格筋の形と触察法(大峰閣) 著:河上敬介、磯貝薫

右足に体重を乗せてみるとハムストリングスにこれまでになかったテンションが感じられる。かなり右下肢のアライメントが崩れていた。これは足の捻じれといってもいいだろう。ようやく僅かながらに右下肢の位置覚、運動覚を修正でき深部感覚を促進できる段階になった。股関節をコントロールするためには、それに応じた深部感覚を備えていなければならない。今後は股関節の切り返しを丁寧に見ていく必要がある。

さて、構造動作トレーニングに取り組みはじめ10年以上になる。肩の位置がずいぶん下がって、肩甲骨と骨盤が引っ付きそうな背中の感覚。おまけに胸郭の可動が増しているために胸がせり出して胸囲も増している。ブティックで上着を羽織ったら既製品の形が合わない!

とうとう股関節をコントロールしている人たちの仲間入り?股関節を大きくコントロールしている人たちの体型には共通するものがある。それは股関節フリーの骨格位置で姿勢が象られていることだ。背中がしっかり作用している姿勢だといえる。姿勢を崩していると背中が十分に作用せず真っ直ぐか猫背になるのでだらしがない、背中が作用している方が格好良くみえるはず!さらに無理なく姿勢を保持できるよう骨格のアライメント、バランスを整えていこうと思う。



講座・ワークショップ≫≫≫≫≫