『大盛況!』名古屋「空気投げ(隅落)」研究稽古会 | 股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

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骨盤後傾から骨盤をおこし股関節を超なめらかに。体幹と四肢を連動させ動きの質を追及する。運動とは人の重心が移動することである。運動を成立させるべく構造動作理論(Anatomical Activity)に基づくトレーニング方法と身体観察について綴ります。

8月13日は「空気投げ(隅落)」を練習しました。

お盆休み真っ只中だというのに関東、関西から名古屋に空気投げに興味のある方たちが集まってくださいました。私が稽古会のサポートに協力をお願いした柔道関係者たちは研究稽古会の趣旨を理解していないにも拘らず快く駆けつけてくれた。

 

 

昨年末、空気投げ研究家・田島大義さんとこのイベントの打ち合わせをしてからというものずいぶん研究し稽古したのだろう。空気投げ(隅落)という技が「どのような仕組みになっているか」ということが、わかりやすく、ほとんどの参加者が初体験にもかかわらず「練習すれば出来る技なのかもしれない」と思うくらい練習方法が確立されていた。

 

 

私が驚いたのはこの会の趣旨を理解できていなかった柔道家たちが空気投げ(隅落)という技の研究稽古に夢中になって楽しんでいたこと。実は私も20年ぶりに柔道着に袖を通したが、このような練習なら「もう一度、柔道をやってみたい」と思いました。

 

私が頸椎ヘルニアの手術で頸椎をプレート固定している柔道家に「そんなに飛んで(受け身して)大丈夫か?」と声をかけると「飛ばずにはいられない」のだという。 腕力で投げる技と違って、崩しが滑らかで 自然に無理なく受け身ができるそうだ。

 

 

参加者の半数以上は柔道以外の武術をやられている方がた。私たち柔道家は「しっかり組む、軽く組む」くらいの組手の概念しかありませんが合気道をやられている方は 組手の接触が繊細で柔らかでした。空気投げは柔道の三船久蔵十段の技ですが、スポーツ柔道に慣れた私たちよりも武術をやられている方たちの方が身近なのもうなずけました。

 

 

まず、空気投げを体験してみる。

つづいて空気投げ(隅落)を構成する力と崩しの方向についてもいくつか稽古しました。そして、それらの上に技が成り立っているということを踏まえて空気投げ、空気投げ、空気投げ。私も久しぶりに投げて、投げられて、バンバン受け身しました。稽古会が終了に近づくにつれて参加者の皆さん「さま」になってきていました。

 

 

そして、あっという間に終了です。

とても、私の文章力ではこの会の雰囲気、楽しさを伝えきれません。

空気投げ(隅落)の一部練習風景の動画をご覧ください。

 

 

講師の田島大義さん、参加者、スタッフの皆さま、とても楽しい会になりました。また、この会を開催するにあたり気にかけてくださった甲野善紀先生、内村直也監督、皆さま、ありがとうございました!

 

今回の名古屋「空気投げ」研究稽古会のレポートは月刊『秘伝』に掲載される予定です。発売号がわかりましたらおしらせします。

 

さて、稽古は12:00~15:00、つづく懇親会が~18:00まで...。
本当に稽古好きに参加いただいてよかったと思いました。

 

 

参加者のレポート谷内博之先生≫≫

空気投げ研究家・田島大義≫≫≫