恒例の名古屋グループレッスンに関東と岐阜のメンバーが合流した。このトレーニングは表だって公開してない中村企画のトレーニングレッスンだ。普段、決して顔を合わせることのない顔ぶれでトレーニングがどのように進むのか私自身も楽しみにしている。
本日のメニューは、動きのキレトレに必要な基礎つくりがメイン。
1、手根骨の深部感覚を入力して前腕骨(尺骨、橈骨)が強度を発揮するポジションをインプットする。舟状骨と月状骨を骨指標にする。バランスボールを使って前腕の位置を変化させた。
2、ロボットスーツ的な体幹トレーニングからのスクワットで股関節と体幹ポジションをインプットする。上腕の垂直位置を基準にする。座位にて前屈、楽々スクワットをおこなった。
3、動きのキレトレマシーンで重心移動をトレーニング。皆さん、足関節のアクセル方向が不足していた。
4、足根骨のモビリゼーションで固有感覚受容器をさらに促進させる。
まとめ、足の握り込みに加え、手の握り込みが大切。接地、接触は動きの質を大きく左右する。足関節のアクセル方向はロボットスーツを駆使して第三腓骨筋を収縮させること。ロボットスーツの正体は????
本日は、お疲れ様でした。また、東京で会いましょう!
さて、手関節の背屈筋には長・短橈側手根伸筋、尺側手根伸筋がある。起始部は上腕骨の外側下端、外側上顆、停止部は、第2、3、5中手骨底に付着している。手関節背屈の時に橈側に偏りがち。背屈の際は上腕骨と前腕骨のポジションが大切。橈骨と舟状骨・月状骨の運動方向をしっかり感じ取って手関節背屈筋を作用させること。
▲日本人体解剖学第一巻(南山堂)著 金子丑之助
これらの筋肉を効率よく作用させるためには、腕橈関節で前腕を回内させ起始停止部を整えて完全収縮ポジションを作ること。
▲骨格筋の形と触察法(大峰閣) 著:河上敬介、磯貝薫
手関節の背屈は、手部が物や人と接触し力を伝えるための重要な可動。体の重心を円滑に移動するためにも捻じれない、偏らない背屈を心がけたい。
▲骨格筋の形と触察法(大峰閣) 著:河上敬介、磯貝薫
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