骨盤おこしセミナー 2010.1/24
今回の骨盤おこしセミナーは、比較的いつもより年輩の方が多かった。
ご夫婦での参加者もいたが、おひとりでの参加者の方が多い。それでも年輩の方々は旧知の間柄のように、すぐにえにし先生を囲んでいろいろな話しで盛り上がる。
年の功というのか、会場があたたかい雰囲気になる。
もちろん若い人の参加もあったが、きっと職場ではもう「若い」とは言われないと思われる人も、ここでは「若い内にこういうことを知って、うらやましいわあ」とか言われるので、それはそれで気分がいい(かもしれない)。
ある意味骨盤おこしセミナーは、同じことの繰り返しと言えるが、こうして毎回セミナーに占める世代も変われば、からだに関しての関心も違う人々によって変化する。
たとえば今回は、膝が内側に入ってしまっている人が膝と足先の向きをまっすぐにするための体操として、長座での足の進展、背屈運動が紹介された。
これは股割がきつい人に、まずはこれからということで紹介されることが多いが、今回は別の角度からのアプローチだった。
もちろん今までも、脚をまっすぐに使うためという説明があったこともあったが、必ずということではないし、この運動そのものもやったりやらなかったりする。
このように参加した人の質問によって、知っている運動に別の角度から光が当たることもあるし、まったく新しい運動が紹介されることもある。
いずれにしても自分の中にその運動の感覚がないと、説明も文字通り腑に落ちない。初めての参加者が基本的な動作の指導を受けているのを見ていても、毎回新しい発見や理解があるのは、自分の実践によって感覚の受け皿が広がってくるからなのだ。
今回は個人指導のために胸割り系統にひどく敏感になったようである。ゆえに腹圧の話しの中でも思い至ることがあり、腹圧と同時に「胸圧」(こういうことばで指導があるわけではないが)について日々検討を重ねているところである。
2010年2月17日
足指をしっかり握れることは重要である。
からだを支えること全般に関わることだからである。
武術・武道の流儀によっては足指を浮かせるものもあるようだが、それでも「握れる足指を浮かす」から効果があるのではないかと思う。
骨盤おこしでおなじみの構造動作トレーニングの教えでは、関節は曲がる方に使うのが基本である。
足指もまずはしっかりと曲がる方に曲げられることが大切である。
なぜこのようなことを言うかというと、わたしも含めて、しっかり握ることができない人が存外多いからである。
これは握り込んだ足指の一本を、手の指で開こうとしても動かないほどに握れるということである。
しかしそれ以前に小指などが浮いてしまって握れない、握るとすぐ指がつってしまう。あるいはそもそも握れないという人もいる。
これでは満足に立つこともかなわない。
●足指をどう握るか
足の指を握るというと、つい指を握ってしまう場合が多いだろう。
これは手の場合で言うと、手のひらをそのままに指のみニギニギしている状態である。
手の指を握り込んでみると、指といっしょに手のひらも折れて指の頭が手のひらに付く。
足の指も同様で、足裏も折り畳んでいくように足指を握るのである。
足は手と違ってあまり動かないのでわかりにくいが、足指の頭とかかとを付けていくつもりで、足裏と指で止まり木を握るように足指を握る。
構造動作トレーニングの中村考宏先生は「足の裏に力こぶを作る」という表現をしている。力こぶはできないが、そういうつもりで足裏全体で握るのである。
蹄トレーニングで苦戦する人も、足裏をこのように使って趾ブロックをつまみにいくと、しっかりつまめるようになる。
足裏を使えば指先も大きな力が出るのである。