目に見えない重力。
わたしたちは、これを物の重さとして感じている。
カラダにも重さがある。
重力は、地球上の物体が地球から受ける力。
カラダは万有引力と地球の自転による遠心力という力を受ける。
この力に潰されてしまわないように、
私たちは、重力に逆らい、対抗し、打ち克つものだと信じた。
その対抗手段として筋肉に抗重力筋と名付け仕事を課した。
筋肉は疲労困ぱい、それでも重力環境だから大変なのだといい聞かせる。
本当に重力環境だから大変なのだろうか?
ならばと、重力を取り去った無重力で優雅に泳いでみるが、
筋委縮、血液を送り出す力が弱まり心臓に負担、骨粗鬆症など、
無重力環境は人体に影響を与える。
どちらも大変だ。
重力と戦うのか?
それとも、
重力から逃げるのか?
どちらでもない選択がある。
重力と戦わない、重力から逃げない選択。
それは、重力を貫くという選択。
つまり、重力を受け止めるということ。
ヒトは重力環境で活きるための設計が成されている。
地上でカラダを支えるのは抗重力筋ではなく、
誰もが知っている、解剖学の基本中の基本「骨」なのだ。
筋力が弱い赤ちゃんは骨で立つ。
仔馬は骨で立ち上がる。
骨を立ててグラグラとバランスをとる。
抗重力筋でカラダを支えるのではなく「骨」、
骨を立てて重力を貫く。
腰痛は直立二足歩行をする人類の宿命だという説がある。
これは、全人類が腰痛で苦しむということを示している。
しかし、そうではない。
重力と向き合い受け止めるヒト、
重力に対抗し戦いを挑んでいるヒト、
との違いが腰痛として表現される。
腰痛の原因も筋肉、骨、関節など様々に求めるが、
根本には重力との関係を考えなければ終わらない。
例えば、
腰痛の原因が硬くなった筋肉だとするならば、
その筋肉はなぜ硬くなったのか?
或いは、なぜそうまでして頑張らなくてはいけないのか?
という本当の原因が未解決のままでは永遠に筋肉をゆるめ続けるしかない。
だから、ほとんどの腰痛経験者は腰痛を繰り返している。
重力と戦わない選択、
それは、重力環境でヒトが活きるためのカラダの設計図に記されている。
それを読み解くには、
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