第1回臨床研究会【 ポジション力 】+【 運動方向 】/足が壊れる原因 | 股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

骨盤後傾から骨盤をおこし股関節を超なめらかに。体幹と四肢を連動させ動きの質を追及する。運動とは人の重心が移動することである。運動を成立させるべく構造動作理論(Anatomical Activity)に基づくトレーニング方法と身体観察について綴ります。

今日は朝から土砂降り。
そんな中、第1回目の縁会を開催。
縁会は患者さんが治療に専念できる場をと発足した。
しかし、こちらのスケジュールの都合で数少ない日程の中から足を運んでいただいている。
入会していただいたり、貴重な有給休暇を縁会に当てて頂いたり、世の中の流れと逆行しているが、喜んでいただけてよかったと思います。
5月もよろしくお願いいたします!
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さて話は変わりますが、
第1回臨床研究会【 ポジション力 】【 運動方向 】
です。

≪臨床研究会メンバー≫
matawari japan 中村
湘南支部長 金光(お休み)
いい人 高橋(お休み)
下っ端研究員 イケさん

中村研究員のイケさんに足が壊れてしまう原因を聞きました。

イケさん 一つは、現代社会のシステムの影響が大きな気がしてます。幼稚園、小学生など小さな年齢から「100点満点中何点だった」という減点方式。無意識のうちに、枠にハメられた生き方を強いられています。50点しか…75点しか…これでは間違うこと、できないことに対する恐怖心・不安感で、「前に進む」ことが無意識にできない精神状態に追い込まれているのではないかと…更に、競争性がプラスされ、一人しか勝ち残れない勝負に乗せられ、ほとんどの人が負け続ける。必要以上に勝ち負けを意識させられ、自信を喪失させられているのではないかと…勝負にこだわっている限り、常に「前に進む」ことを続けなければならず、常に負ける恐怖にさせられ続ける。
もう一つは利便性の追求ですかね~早く早く結果を求められるあまり、焦りがあるんではないでしょうか?リラックスしている状態の方が上手く力は伝わるのに、焦り、焦らされるあまり、心を蹴り、人を蹴り、地面を蹴り、蹴り続けている。蹴り続け、心を痛め、他人を痛め、自分を痛めている。更に、情報過多が加わり、選択できなくなっているのではないでしょうか?間違ってもやり直せば良いだけなのに、失敗が続くあまり、「前に進む」ことに対する恐怖心と自信喪失。椅子の西洋的な生活になろうが、興味があれば体は自然と「前に出て」、重心は「前に出る」はずなんです。立っていても、座っていても同じなんです。「前に出る」が続けば壊れたりしないのかなぁ~と心の問題がやはり大きな気がします。
こんな答えしか思いつかないです~(; ̄O ̄)
あとですね~ 親指、母子球に体重が掛かるのは恐怖心や情報過多などのために、無意識に「確かな感覚を求めてしまっている」「正確な答えを求めてしまっている」のではないでしょうか?だいたいで進めない。起動修正ができない。最初から答えがわからないと、一歩が踏み出せない。物理的に壊れてしまう理由は自分より中村先生がずっとずっと理解していると思いますが。( ̄▽ ̄)
「あしゆび」が効かないことが最大原因だと。止まる時はアーチを崩して関節をぶつけて止まる。あしゆびを捻り、ぶつけて止まる。進む時も、足裏はスリップしているわけですから、構造が壊れるぐらい地面に対して踏みこまないと進む力を伝達できないのではと。力んでる時点で伝わってはいないんでしょうが…体幹から発生した力があしゆびが効いていないために一度殺されてしまい、体を運ぶ力を足裏だけで再度生み出す必要がある。( ̄◇ ̄;)
アーチ構造が支えになってると思うのですが、やはり親指側の縦アーチはやはり関節が多いぶん、強度の面では弱いですよね。横からの力にも弱いですし。アーチというこは支えであり、力を伝えるわけですが、凄く強くはないとしても、ただ力が加わるだけではそんなに壊れないのではないかと思うんです。体重が乗り、更に踏みつけたり、蹴ってしまったりすることが大きな要因な気がします。力が伝わらない、だけでなく、力が一度止まることによるダメージ+止まった力を再度生み出すダメージ。う~ん( ̄^ ̄)ゞ
「力が止まる」ことで壊れるのではないでしょうか?力が抜ける、力伝わるために使われていないことで壊れるのではないでしょうか?

中村
 イケさ~~~~ん、教えて。「力が止まる」とは??????

イケさん 
赤ちゃんて良く寝てると思うんです。ダラ~と寝てる時は自然でリラックスしていて、重力で受ける力は下にキレイに流れている。抜けている状態だと思うんです。立位になったり、動きだしたりすると、重力以外にも力が発生している状態です。それらの力を伝えるのが関節だと思うんです。構造動作は動き続けている状態であり、ポイントです。常に力がどこかの方向に流れ続けているんです。前なのか、後ろなのか、旋回なのか、上なのか。複合的な方向なのか。常に力をどこかの方向に伝え続け、体からは力が発生し続けている。一見止まっているように見える姿勢でも、動いている。あしゆびは、力を止める、力の方向を切り替える羅針盤+自分が求めている以上の重心の移動による力が発生しない役目も担っているあしゆびの意識のない人やあしゆびが効いてない人は関節で止まり、関節で力が止まってしまう。だから、伝える役目の柔らかな部位に力が掛かり、壊れる。必要以上に蹴る人も同じで、もう充分力は発生しているはずなんですが、足りないと感じたり、蹴るものだという思いこみ、で踏みつけたりする。もう充分関節には力が伝わっているんです。後は、上手く伝えるだけ。蹴り始めたら、どんどん余分な力が発生し、体から外に流れていないまま、関節に残り続ける。人は仰向けで寝てる時以外は「止まる」という状態がない生き物だと思うんです。だから、必ず発生した力をどこかの方向に流し続けなきゃいけないのではないかと。

中村
 流れない→伝わらない。力が止まる→力が固まる→力の塊。いいですか?

イケさん
 さらに、関節によって力が伝わるべき方向と違う方向に力を流してしまうから構造が壊れる。と考えてます。

中村 ポジションと運動方向!ですね。^^

イケさん
 はい~( ̄▽ ̄) 簡単に言えなくて、ず、み、ま、ぜ、ん( ̄◇ ̄;)
「ポジション力」と「運動の方向」です!


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