トレーニングやリハビリで大切なことは、「身体を理解する」ことです。
身体を理解すれば自ずと自分に必要なエクササイズが導き出されます。
とはいえ、身体というのはとてつもなく難解であり自然であるがゆえ理解するのは困難な道であるといえます。
ですから、様々な専門家がサポートするわけです。
しかし、専門家にまかせっきりでは行く手に立ちはだかる障壁を乗り越える、あるいは打ち破ることは難しいでしょう。
自分の身体は自分が理解する。
専門家のサポートはそのための手助けです。
そして、自分が身体を理解しようとすることで困難な道を進んでゆくことができるのです。
では、どのようにして身体を理解していくのか?
私たちは生まれてから今に至るまでに様々な情報を身体に蓄積しています。
様々な情報というのは親や大人から与えられる環境や教え、本、テレビ、インターネットから得る知識など実に様々です。
自分にとって有益な情報も無益な情報も自分に取り込んでいる。
実は自分にとって有益だと思っている情報が自分にとって無益だったりするのです。
そして、その思い込みが「身体を理解する」ことを妨げているのです。
思い込みは無意識に働き、無意識は意識的に働きかけてしまう。
身体にプラスだと思って取り組みはじめたことが、実は自分の身体にとってマイナスだとします。
マイナスは身体に刻み込まれ癖や習慣というようなものになります。
やがて身体はそのマイナスを常識だと認識し思い込みができあがる。
自分の身体が壊れてしまう理由は、自分の身体の理解不足ということが多いのではないでしょうか。
ですが、様々な情報の中から有益な情報を選択するということもまた大変なことなのです。
といって、神経質になりすぎて前に進めないようでも困ってしまいます。
失敗から学ぶといいます。
できれば、誰でも失敗はしたくありません。
しかしマイナスを経験したとき自分にとって本当のプラスがわかるチャンスになります。
身体を壊したとき、パフォーマンスが上がらないときなどはその理由を考えることを習慣にするといいでしょう。理由は必ずありますから、それに気づいた時が「身体を理解する」ことに近づきます。
かといって、闇雲に果敢に挑戦するということではありません。
最低限の準備が必要です。
それは、身体の原理・原則を踏まえて挑戦することです。
骨は身体を支え、関節は重心を運び、筋肉は骨格ポジションを調整する。
身体の原理・原則です。
まずは身体を理解するために「考え方の整理」をしてみてはいかがでしょうか。
参考書籍記事:骨盤おこしから身体へ