【50代男性】東京教室参加後に来院|多彩な症状の背景にあった“体の使い方のエラー”
3月の構造動作の講座に参加された50代男性が、 「基本的な体の使い方を根本から身につけたい」と来院されました。
変形性股関節症、足底筋膜炎、下肢静脈瘤、五十肩、睡眠時無呼吸症候群など、 症状は多岐にわたりますが、医療機関での改善は乏しく、 実際には腰痛も続いている状態でした。
■ 初回評価|脊柱の湾曲と動作の偏り
●立位
胸椎下部〜頸椎にかけて右方向へ湾曲。 体軸が大きく崩れ、腹圧も入らない状態。
●座位
左側屈で腰痛が出現。 動作の偏りが痛みを生む典型的なパターン。
●仰臥位
股関節・肩・脊柱の軌道が乱れ、 「正しい通り道」が使えていない状態でした。
■ 動軸調整|股関節・肩・脊柱の軌道を再教育
●股関節の正しい軌道を再構築
屈曲・内外旋の通り道を整え、股関節が本来の働きを取り戻すよう調整。
●鎖骨・肩甲骨・上腕骨の連動を再教育
五十肩の背景にある“肩の軌道エラー”を修正。
●脊柱の動きを開放
胸椎の右湾曲が整い、体軸が通りやすい状態へ。
■ 再評価|腰痛の改善と自然な腹圧の回復
●座位
左側屈の動きがスムーズになり、腰痛が改善。
●立位
脊柱がまっすぐに整い、 腹筋に力を入れなくても自然に腹圧(臍下丹田)が入る姿勢へ。
多くの方が「腹筋を固める」ことで腰痛を悪化させていますが、 本来は“軸が通ることで自然に腹圧が入る”のが正しい状態です。
■ 運動療法|使える身体を再構築する
●椅子からの立ち上がり
パワースタンスを再建し、競技動作の基礎となる軸を整える。
●ハーフスクワット
股関節が動く条件をそろえて実施。 多くの人が鼠径部で折れてしまい、股関節の運動にならない点を修正。
■ まとめ|姿勢が整い、身体がすっきり軽くなる
軸が整うことで、 姿勢・動作・痛みが大きく変化しました。
症状が多くても、 その背景にある“体の使い方のエラー”を正せば、 身体は確実に変わります。
お疲れさまでした。
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■プロフィール
中村考宏(三重県桑名市・えにし治療院)
著書 『骨盤おこしで身体が目覚める』(春秋社) 『趾でカラダが変わる』(日貿出版社)



