【3〜4か月の安静で固まった肩が動き出した日】
東京教室に通う50代テニスコーチのケース
東京教室に毎月参加されている、50代のテニスコーチの方がいます。 講座に通い始めてから姿勢も動きも見違えるほど変化し、 まるで“別人”のように身体が整ってきていました。
しかし、3〜4か月前に肩を痛めてから状況が一変。 「これくらいでえにし治療院に行くのはどうか…」と迷われ、 地元の病院や接骨院で“安静”を続けていた結果、 肩が固まり、腕も胸郭もガチガチに。 バックハンドを引く瞬間に激痛が走り、 どうしていいか分からない状態になってしまいました。
そしてようやく、えにし治療院に来院されました。
■ 原因は「肩」ではなかった
検査をすると、問題は肩そのものではなく、 運動軸のズレ が大きく関係していました。
東京教室では動作指導はできますが、 検査や施術までは行えません。 このようなケースは、治療院での調整が必須になります。
そもそも講座で教えている正しい運動方法は、 私が治療院で患者さんに行っている運動療法がベースです。 施術が必要な状態では、講座だけで改善することは難しいのです。
■ 施術の流れ:まず“股関節の運動軸”を通す
固まった肩をいきなり動かすのではなく、 まず 下肢軸の入口=股関節の運動軸 を通しました。
すると、 全く動かなかった肩の外旋が動き始めた のです。
次に、 上肢軸の入口である 胸鎖関節の運動軸 を通し、 鎖骨 → 肩甲骨 → 上腕骨へと運動療法を進めました。
最後に筋肉の調整を行い、 バックハンドの動作をしていただくと―― 痛みなく動かせる状態に。
ご本人もホッとされていました。
■ 本動画で公開している内容
本動画では、 「股関節の運動軸を通すことで肩が動き出す」 という一見不思議なアプローチを紹介しています。
安静にしても治らない。 むしろ固まって悪化してしまう。
そんな“肩の痛みのリアル”と、 運動軸調整による改善プロセスをぜひご覧ください。
■ 【追記】翌日の経過
施術直後は劇的に動きが改善しましたが、 翌朝のご本人からは 「まだ夜間痛がある」「肩の動かし方が分からない」 という報告がありました。
3〜4か月もの長期間、安静で固まった組織は、 一度の施術ですべて解決するわけではありません。
痛みのない状態を定着させるには、 継続的な運動軸の調整とリハビリが不可欠 です。
■ 最後に
「安静にしていれば治る」 そう信じて悪化してしまうケースは少なくありません。
身体は本来、 正しい軌道で動かすことで回復していく構造 を持っています。
同じように肩の痛みで悩んでいる方の参考になれば幸いです。
■関連リンク
■プロフィール
中村考宏(三重県桑名市・えにし治療院)
著書 『骨盤おこしで身体が目覚める』(春秋社) 『趾でカラダが変わる』(日貿出版社)









