"excursion" | 英語の世界観

英語の世界観

私達はことばを通して世界を見ている。そして使うことばによって、見えてくる世界が異なることがある。英語の世界観とはどのような世界であろうか。普段意識しないことばから、その世界観を探りたい。現在ときどきロンドン記事アップ中♪

今日は"excursion"を取り上げたいと思います。

 

英文を読んでいたら出てきたので確認しておきます。

 

"excursion"という単語を知っていても知らない場合でも、語感はどのような印象でしょうか?ここで少し堅いイメージが持てると英語の感覚としては良いかと思います。

 

語源を見てみるとラテン語の"excrsio"「外へ走り出ること」から来ているようです。このラテン語から英語に入ってきていることから英語としては堅いイメージにつながります。

 

では『ロングマンExams英英辞典』"excursion"の意味の方を見てみましょう。

 

"excursion"

 

a short journey arranged so that a group of people can visit a place, especially while they are on holiday

 

ex) Included in the tour is an excursion to the Grand Canyon.

     We went on an excursion to the Pyamids.

 

意味の方はまず"a short journey"とあることから小旅行的なことであることがわかります。具体的には団体でどこかを訪れることができるようにアレンジされていて、特に休暇でと続いています。

 

"a group of people"という団体でというのが一つポイントですね。つまり通常一人では"excursion"にはならないということです。

 

1つ目の例文を見てみるとグランドキャニオンへの"excursion"

がツアーに含まれているということで、団体で訪れる感じですね。また2つ目の例文ではピラミッドへの"excursion"ということですね。

 

これらの例文でわかるように"excursion"のあとに"to ~"と具体的な場所を表します。このつながりを覚えておきたいですね。またフレーズで覚えるなら"go on an excursion to ~"と広げてもいいですね。更に団体ということもおさえたいなら"We go on an excursion to ~"と"we"から覚えても良さそうです。

 

最後に高校生などが使えそうな表現をあげておきます。今回取り上げた"excursion"は「修学旅行」にも使えます。その場合は"a school excursion"となります。もう少し簡単な言い方では"a school trip"でもいいですが、"excursion"を使った方が堅い表現になりレベルも高く感じますね。それで具体的な場所は"to ~"で示せばOKです。