"be up to" | 英語の世界観

英語の世界観

私達はことばを通して世界を見ている。そして使うことばによって、見えてくる世界が異なることがある。英語の世界観とはどのような世界であろうか。普段意識しないことばから、その世界観を探りたい。現在ときどきロンドン記事アップ中♪

今日は"be up to"という表現を見てみます。

簡単そうな単語の組み合わせですが、熟語なので単純な足し算では意味にたどりつけないでしょう。ではロングマンExams英英辞典で"up to sth"を見てみましょう。

doing something secret or something that you should not be doing

"secret"や"should not"とあることから普通に何かをするのではないことが分かるでしょう。日本語訳としては「~をたくらんでいる」があげられます。

では例文を見てみましょう。

The children are very quiet. I wonder what they're up to.

「子供たちがとても静かなので何かたくらんでいるね」という感じです。

もう一つ例を見てみましょう。

I always suspected that he was up to no good(=doing something bad).

「いつも彼が何か悪いことをするんじゃないかと疑った」という感じです。

どちらも"be"動詞があるのが分かるでしょう。ロングマンの見出しには"up to sth"でしたが、実際は"be up to"となっているので"be up to"で覚えていいでしょう。

"be up to"はロングマンによると話し言葉で使われるものなので、何かたくらみがあるときにこのような表現を使ってみてはいかがでしょうか。