"jug" | 英語の世界観

英語の世界観

私達はことばを通して世界を見ている。そして使うことばによって、見えてくる世界が異なることがある。英語の世界観とはどのような世界であろうか。普段意識しないことばから、その世界観を探りたい。現在ときどきロンドン記事アップ中♪

今日は"jug"を見てみます。

この単語はある日本語につながりますが分かるでしょうか。まずはロングマンExams英英辞典で意味を確認してみましょう。

a container with a wide curved opening at the top and a handle, used especially at meals for pouring liquids

いつも思うことですが、ロングマンの説明は単純な物でも細かく説明されているので、このように説明できるのかと感心します。この説明では"a wide curved opening at the top"というところがなるほどを思ってしまいます。

日本語訳としては「水差し」などとなります。

では"jug"は何の日本語と関係しているでしょうか。これだけで分かる人は、元々知っているのか感が良い人でしょう。

実は"jug"がなまったことばがビールを飲むときに使う「ジョッキ」です。言われてみれば"jug"と「ジョッキ」は似ているでしょう。

でも英語ではビールなどを飲む入れ物は"mug"となります。なので英和辞典では"mug"の訳語に「ジョッキ」を載せているものもあります。

日本語に入ってきているカタカナ英語がそのまま使えるものもありますが、意味がズレたりそのまま使えないものも多くあるので、やはり注意が必要です。