"cherish" | 英語の世界観

英語の世界観

私達はことばを通して世界を見ている。そして使うことばによって、見えてくる世界が異なることがある。英語の世界観とはどのような世界であろうか。普段意識しないことばから、その世界観を探りたい。現在ときどきロンドン記事アップ中♪

今日は"cherish"を取り上げます。

"cherish"の語源は古いフランス語の"cher"「親愛な」からとのことで、確かに"dear"に近いのかと思います。

この語源の"cherish"はどのような意味でしょうか。いつもどおりロングマンExams英英辞典を見てみましょう。

if you cherish something, it is very important to you

大意は「あなたが何かを"cherish"するなら、それはあなたにとってとても重要である」ということです。

いつもロングマンを見ていて思うことは、この説明からパターンを感じ取ることができると使い方もわかるようになるということです。

この説明では「あなたが何かを"cherish"する」ということで、言い換えると「人が何かを"cherish"する」というパターンが見えてきます。このことを予想して例文を見てみましょう。

He cherished his privacy.

I cherish the memory of that day.

一つ目は「彼はプライバシーを大切にした」で、二つ目は「私はその日の思い出を大切にしている」ということです。

どちらも「人が何かを"cherish"する」というパターンであることがわかります。

このようにロングマンの説明からみえてくるパターンを抽出すると、また一歩英語の世界観へ進めると思います。