"together person" | 英語の世界観

英語の世界観

私達はことばを通して世界を見ている。そして使うことばによって、見えてくる世界が異なることがある。英語の世界観とはどのような世界であろうか。普段意識しないことばから、その世界観を探りたい。現在ときどきロンドン記事アップ中♪

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今日は"together person"という表現を取りあげたいと思います。

文としてあげると、"She is a very together person."となります。

"together"と言えば、副詞の「一緒に」という訳を覚えている人が多いと思いますが、今回の文でこの「一緒に」では意味が分かりません。

ここで"together"が"person"につながっていることから、"together"が形容詞であることが見抜ければOKです。

では形容詞の意味をロングマン英英辞典(Active Study)で確認してみましょう。

someone who is together is good at organizing his or her life

大体の意味は、「"together"である人は、その人の人生を組織化するのが得意である」となります。

ここで"organize"が分かりにくいので、再びロングマンで確認してみましょう。

to plan or arrange something

つまり、「何かを計画したり整理すること」です。

これをさっきの"together"の意味に入れ代えると、「"together"である人は、その人の人生を計画したり整理(アレンジ)するのが得意である」となります。

これで大体意味が見えてきたと思いますが、要するに"She is a very together person."は、「彼女は人生を計画したり、アレンジするのがとても得意な人」となります。

なので"together person"は、「しっかりした人」や「分別のある人」と訳されます。

今回取りあげた形容詞の"together"は、それほどよく出てくるものではありませんが、抑えておきましょう。また、ロングマンで分かりにくいことばが出てきたら、更にそのことばをロングマンでひいてみるとよく噛み砕けて、分かりやすくなると思います。

英英辞典を使っている方にこの方法をお勧めします。
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