"as the crow flies" | 英語の世界観

英語の世界観

私達はことばを通して世界を見ている。そして使うことばによって、見えてくる世界が異なることがある。英語の世界観とはどのような世界であろうか。普段意識しないことばから、その世界観を探りたい。現在ときどきロンドン記事アップ中♪

今日は"as the crow flies"という表現を取り上げたいと思います。

たまたま読んでいた英文にでてきたものです。

"crow"は「カラス」のことですが、どのような意味になるのでしょうか?いつもどおりロングマン英英辞典(Active Study)の説明と例文を見てみたいと思います。

measured in a straight line

Cheyenne is 90 miles from here as the crow flies.


ここで分かるように「直線距離ではかって」という意味です。
そして例文では、「シャイアン(Cheyenne)はここから直線距離で90マイルです」という意味になります。

ではなぜ"as the crow flies"でこのような意味なるのでしょうか?

ある説によると、カラスは食べ物や目的地に直接向かって行く習性があることが由来のようです。英語ではこのカラスの習性を用いて、"as the crow flies"という表現を作ったのでしょう。

今回の"as the crow flies"で、英語がカラスをどのようにとらえているかが分かるでしょう。これでまた一歩「英語の世界観」へ入れそうです。