というのがネットで少し話題になっていたらしい。ここ数週間少しネットでの議論をおえていないので最近知ったしだいである。
ホリエモン豪語「月2万円で家事代行」は可能か?
先日には、人気ブロガーが「共働き夫婦の家事の分担の問題がたびたび議論になるが、そんなもん月に2万円も払えば業者が全部やってくれるのに、なんで押し
付けあっているのか理解に苦しむ」とツイートし、これにホリエモンこと堀江貴文氏が「馬鹿だからでしょ」と応じたことで大きな話題になりました。(ヤフーニュースより引用)
まあ、家事を代行っていうのは悪い話じゃない。子供を保育園に預けるのと同じで、生産性の高い共働き夫婦は家事も外注してしまってより仕事に集中したほうがいいというのは生産性を上げるためにも間違った発想ではないだろう。
僕もロンドンにいるときに何度か家の掃除をしてもらったことがある。値段いくらだったかな…。忘れてしまった…。ただ、人に家に入られるのはやはり気分のいいものではないので何度かお願いしたもののやめてしまった。
ロンドンなどだと日本より格差も多いしそういった家事を安い値段でやってくれる移民の人たちがたくさんいる。(それでもそこそこ値段はしたように思っているが)
上述の記事内にあるように平均的な共働き夫婦が一日にかける家事の時間は3時間らしい。3時間2000円として1日6000円はかかることになる。まあ、毎日サービスを頼まないにしても月2万円で家事外注はかなり難しいということにはなる。
まあ、外食も自分で料理を作らないという意味で家事の代行の一種だし、クリーニングとかもそれにあたるかもしれない。
さて、「家事2万円で外注すればいいでしょ」というのは方向性としてはある意味正論で、もう少し家事代行というものが一般的になってもいいようには思っている。ただ、月2万円はとんでもない話で、実際には家事はそんな安い値段では外注できないのも事実のようである。
以前ギャリーベッカーが著書で家事をGDPに含めるとアメリカのGDPは60%増えると書いたことを紹介した。それくらい家事の価値は大きいのである。これだけ家電が発展し便利になった時代でもだ…。
だから、実際には共働きで家事を外注してもペイするというのはそれなりに生産性の高い職業に就く夫婦でなければ成り立たない。ホリエモンや上述のブロガーは明らかに家事というものを甘く見ているわけで、いつもは正論をいうことが多いホリエモンも少しここは庶民感覚がずれていたといわざるを得ないだろう。一方で、心配なのは女性よ働け、GDPを増やすためにというGDP至上主義者の安倍ちゃんが女性の就労支援と称して家事代行サービスの費用に対して政府が助成しましょうと言い出さないかということだ。結構可能性ありそう…。と思ってまた一人で頭が痛くなっている次第である。