僕もバブルって楽しかったんだろうなあとふと思ったりすることはある。また、バブル世代の人はいい加減な人が多いので会社などではつかえねえなあこいつらと思うことも多々ある。
しかし、多くの人が言うほど本当にバブル世代はおいしい思いをしてきたのだろうか?あるいは、そうはいうものの、本当にバブルの時代を楽しみたかったと思っている若者はそんない多いのだろうか?そんなにうらやましがられるべき対象なのだろうか?
個人的にはバブルを楽しみたかったと思うと同時に、でも今の時代に生まれてよかったと僕は思っている。
毎晩のように午前様で飲み。次の日もきちんと出社するなんて考えるだけで恐ろしい。おそらく今以上に上司からの飲みの誘いは断れない。自分のための時間や自分の将来のための投資に当てる時間なんていうのは作れないかよほどの体力が必要だったのではないだろうか?
また、おそらく、セクハラとかは今よりもすごかったのは想像に難くない。また、女性が正社員として働ける場も限られていただろう。パワハラだって今以上だっただろうし、そのほかの各種の差別も多かったことも容易に想像できる。
また、バブル世代の上司の話を聞くと、残念ながらその上の世代の上司たちはもっと理不尽だったようだ。もちろん、今でも理不尽な人もいるけれどもその数は絶対的には少なくなったはずだ。ブラック企業が~なんて騒いでいるけれどもおそらくブラックな企業は今よりももっと多かったのではないだろうか?
そして、遊びまくって会社に依存して生きてきた結果、会社にしがみつくしかない人たちがたくさんいるのが今のバブル世代である。給料も高くなっているから会社としてはリストラの対象として絶好の的なのではないだろうか?
おそらく若いころは大量採用だたから、バブル世代はやっぱ使えないなという烙印を押されたに違いないし、今となっては若者世代からなんかみょうにたくさんいる使えないおじさんたちという目で見られているわけだ。
こうやって考えたら、僕はバブル世代に生まれたかったなんてちーーっとも思わない。今の時代で本当によかったと思っている。
もちろん、多くの人が本当にバブル世代に生まれたかったわけじゃなくて、おいしい思いをした使えない人たちというやっかみで言っているのだろうけど。
それでも、そんなにおいしい思いを本当にしたのかは疑問である。
いつの時代も若者は上の世代に不満を抱いてきたはずだし、上の世代からの理不尽な扱いに反発し戦ってきたのだ。
人間は良くも悪くも生まれる時代や場所を選べない。だから、それに関して不平不満を言って上の世代の文句を言えばいいというような風潮はどうかと思う。
ただ・・・。
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(朝日新聞より)
一世帯辺りの生涯純受益である。20代30代そして将来世代が圧倒的に不利を被っている。
社会を変革していくのは難しい。いや、いつの時代、どこの国でも若者と上の世代の対立はある。それは仕方がない。各種の規制を撤廃して既得権を取っ払っていかなければならないのは言うまでもないが、それでも経験・人脈など様々な点で上の世代が若者を上回るのは変えようがない。
しかし、上の表にあるような財政や社会保障費の世代間格差は容易に変えることができる。これは単に政治の問題だからだ。若者はなんでもかんでも世代間格差を訴えるのではなく、こういったところを集中的に責めるべきだ。そしてそのためにはまずは選挙に行かなければならない。
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