以前、書いた記事（少年犯罪が急増中？） の第二回。
夜のニュース番組
「また、凶悪で残酷な犯罪が起きました。」
「ほんとに私たちの社会はどうなるんでしょうか？」
とワンフレーズ残してCMへ。
残忍な犯罪が増えて日本はどんどん変な国になっている。みんなの心がすさんでるんだ！！と煽るマスコミ。それになんとなくのっかって自虐的精神を満足させる多くの日本人。
前置きが長くなったが前回は少年犯罪がとくに顕著に増えてないことはデータを見れば一目瞭然だということを見た。
今回は異常系（？）の犯罪全般に関してデータを見てみよう。
とりあげるのは以下の３つ。幼児殺人・幼女レイプ・親殺しの3種類だ。前回同様にこちらのサイト→少年犯罪データベース より筆者がグラフ作成。
1970年代からどんどん減っている。このところは横ばいといえる。
次は幼女レイプ事件
こちらもどんどん減っていて、1990年代以降は横ばい
最後が親殺し
親殺しに関してはデータが1995年までしかないようなのでちょっと中途半端だが、ご容赦願いたい。親殺しは1990年代に入って増えているが、未成年によるものは増えていない。少年犯罪が凶悪化しているだのということはこれを見る限りやはり当たらないという前回の結論と整合的といえそう。
ま、どっちにしてもこれらのデータを見る限りは日本人の心がどんどんすさんで異常な犯罪が増えているんです！！というのは事実に反しているといえそう。
マスコミってほんとに適当で怖いなあと思ってしまう。
ま、それに乗っかって日本人の心がすさんでますとやたらに叫んで日本人の自信を喪失させている人たちも恐ろしいけど。
※ご興味がある方は過去記事（少年犯罪が急増中？） もあわせてごらんいただけたらと思います。
↓ブログランキング参加しています。クリックしてもらえると励みになります
