前回の続きです.

買い上がりが現れ,なんとか対抗しようと買い上がりと同じ金額で対抗したところまで書きました.

こっちが一番手なんだから,同額なら行けるだろう.最悪,さらに金額が上がる可能性もあるけど...
と考え,どこまでならプラスの金額が出せるかシミュレーションをしたりして結果を待ちました.


ほどなくして仲介の担当さんから連絡.

仲介さん 「どうやら売り主さんもどちらに売るか困っておられるみたいです.売り主さんはご高齢の方なので,息子さんも含めて家族会議で決めたいそうです.あと,金額を競わせるようなことはしたくないので,現状の金額以上は受け付けないということです.

ノリ 「そうですか..でも,変ですよね?一番手が買い上がりと同額を提示しているのに,どうして50%50%の立場になってるんでしょう??売り主側の仲介さんは何と言っているんですか?

仲介さん 「それが...じつは今回,売り主側の仲介がいないんです.


そう.通常は売り主側,買い主側双方の仲介さん同士がやり取りして,売買を進めていきます.

また,専任媒介等で,売り主側仲介が直接買い手を探す場合もあります.

今回はこのどちらでもなく,売り主側に仲介さんがおらず,買い主をつれて来た仲介さんが,そのまま売り主側仲介を兼ねる(両手取りできる)...という形態になっているようなのです.

こんなケースは初めてです.

いろいろ事情があってこんなことになってしまったらしいですが,いろいろ事情を聞いて何となく分かってきました.


まず,売り主側に仲介がいないので,買い付けは直接売り主さん(ご高齢のおじいちゃん)に行く.

売り主側の仲介がいれば,ここできっちり買い付け順を管理されますが,今回はそれがない.

買い付け順とかの慣例など知らない売り主のおじいちゃんは,買い付け順がどうだったかなど気にしていない.複数の買い付けが入って訳が分からなくなる.

買い上がりの仲介が高い金額をもっておじいちゃんに提示.

高いならその方がいいか」と,おじいちゃん.

僕側の仲介さんが突撃.「うちが一番手ですよ!

おじいちゃん,すでに誰が一番手とか分かっていない.
でも,高い金額を出した方の人に,あんたに売るって言っちゃったしなぁ

僕側の仲介さんが,懇々と一番手の慣例とか,金額面で同じこととかを説明.
同じく,買い上がり側の仲介もいろいろ説得してたらしい.

おじいちゃん,訳分からなくなり「そんなにもめるなら,売り止めようか..

両仲介「いやいや,それだけは勘弁して!

おじいちゃん「息子にも相談する.家族会議で決定させてくれ.



...はい.面倒なことです.
売り主側にきっちりした仲介がいなかったのがすべての元凶.

でもこればっかりは嘆いてもどうしようもないことです.

結局,訳分からん買い上がりか,僕か.どちらに売ることにするか家族会議で話し合って,後日結果を連絡もらうことになりました.

これ以上金額で競わせなかったあたり,悪な売り主さんじゃなかったのはせめてもの救いです.


さて,どうなることか.もう少し引っ張ります.

6月末に買い付けを入れた物件の進捗です.

晴れて一番手を取れ,意気揚々と融資申し込みを進めていました.


と,仲介の担当さんから携帯にTEL.

仲介さん「あの...ちょっと困ったことになってしまいました...

ノリ「え,なんでしょう...?

仲介さん「実は,買い上がりが現れまして...+500万円で売り主さんに打診しているようで,売り主さんもそれで契約する方向で動いているようなんです.どうされますか?

ノリ「え!本当ですか!!...そうですか...ではすぐ同じ価格で再交渉してください!

仲介さん「わかりました,これからすぐ打診してきます!


...そう.買い上がりが現れてしまったんです.

ちなみに買い上がりというのは,売り主の決めた金額よりも高い額を売り主に提示して,契約を他の人から強引に奪ってしまう方法のことです.


通常,不動産売買は買い付け順に順次交渉をしていくのが基本...なわけですが,実際はいろいろな例外が発生します.(というか例外の方が多い??)

例えば,買い付け順ではなく,融資の内諾が先に取れた人に売るというもの.

今回の買い上がりも,まあよくあることなんでしょう.

正直「卑怯者!!」という気持ちがこみ上げますが,そこは実際の取引の現場.

売り主にとっては,より高い金額で,より確実に買える人と取引したいと思うのは当然なことです.

そもそも買い付け申込書に何ら法的な力はないわけですからね...


とはいえ...とはいえ!...実際やられると腹は立ちますねぇ...


ちなみに事前に収支のシミュレーションをやって,+500万円くらいなら問題ないレベルだと分かっていたので,今回は追っかけるようにしました.

頭にきて,収支も確認せずに追っかけた訳ではないのでご心配なく.

その後どうなったのかは...また次回に書きたいと思います.
先週入れた買い付けですが,なんとか一番手を取ることができました.

買い付けを入れた2日後に仲介業者さんから連絡ありました.

まずは最初のハードルをクリア.これから忙しくなりますね.


現在は最大のハードル,銀行融資にトライ中.

物件のみの事前審査では「是非うちでやらせてほしい!」という良い感触の銀行さんもあったようで,期待も高まります...が,仮審査の結果がすべて.

まったく気は抜けないです.

僕の場合,法定耐用年数以上でフルローンをつけた区分を持ってしまっているので,これがどう影響するか...戦々恐々ですよ.


そういえば今回の買い付け.結構な数が入っていたようです.

良い物件は足が速いことは常に肌で感じていたので,その中で一番手を取れたことは自分の自信にもなりました.本当によかったです.

今回,物件情報ゲットからすぐ現地へ飛び,4時間以内には買い付けを送れたのですが,それが実現できたのは実はiPhoneのおかげだったりします.


というのも,物件情報が来たとき,外にいたんですね.

iPhoneからすぐ資料請求→送られてきた書類(PDFドキュメント)をそのままiPhoneで確認という流れです.

さらにネットプリントというサービスを使えば,iPhoneからコンビニで書類のプリントまでできてしまいます.

iPhoneアプリ「netprint」
エンジニアが挑む!理系的不動産投資-netprint1

エンジニアが挑む!理系的不動産投資-netprint2


つまり,今回のように外出先で物件情報を入手しても,すぐに物件情報を確認し,自宅に戻らなくても買い付けまで一気に進むことができます.

これってiPhoneでないとできない芸当だと思います.
(iPadやAndroid携帯でもできるはずですが)

まさにiPhoneは不動産投資家にも必須のツールですね.今回はまさに実感しました.


あ,ちなみに印鑑だけは持ち歩くことをお忘れなく.