「英語が恐い」殺人事件 という小説にハマる | 55歳過ぎてもアメリカでIT企業のエンジニア・PMとして挑戦します

55歳過ぎてもアメリカでIT企業のエンジニア・PMとして挑戦します

一昔前なら定年を意識する年齢ですが、家族で夢をかなえるために2019年4月に渡米、現地のIT企業のソフトウェア開発部門のエンジニア・PM(プログラムマネージャー)として挑戦しています。

久しぶりに推理小説を読みましたsmile
 

 

英語が恐い 殺人事件laugh、この話はもう、私のツボの中のツボをこれでもかと言わんばかりに刺激してくる内容でした。

そもそもなぜこの小説を読み始めたか、ということですが、半年ほど前の古本市にて見つけたのですが、
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ちょっとタイトルが興味深かったのと、無料でいただける状態だったことから、なんとなく手にしたのでした。

ただ他にも読みたい本や やりたいこと、それ以前にやらなければならないことがありすぎて_

実際に読み始めるまでに半年も空けてしまったのでした。_

しかし、実際に読み始めたら面白すぎて、バスの中やトイレの中でしか読まなかったにもかかわらず一週間くらいで読み切ってしまいました。

・・何といってもこのタイトル、「英語が恐い」・・なんて、私のようなエセバイリンガルにはlaughまるで自分の心の中を見透かされているようなタイトルです_

え?アンタは英語が恐いのか?もう7年もアメリカに住んでいるのに?laugh

と言われてしまいそうですが、少なくとも以前の私は

英語で話しかけられたときに、その内容を理解できなかったことを悟られるのが恐かった

ように思いますOMG

ただそれは、多くの日本人に共通している心理のように思われます。

英語が苦手なことを悟られるのが恐い

なのでなんとなく雰囲気で分かったような振る舞いをしてしまう、

そしてその「わからないのに分かったふりをしたツケ」が後からじわじわと自分を苦しめることになる。。

そういう思いは、私のように、英語が苦手なのに外資系企業などに入ってしまって_

周囲は帰国子女やハーフの人などがほとんどで英語はできて当たり前の世界の中で、

英語ができない自分を物凄く卑屈に感じ続けてきた人間には、共通の経験なのではないかと思います。


そしてこの小説。

まさに、物語の中心となる人物は

英語が苦手なのに、会社からニューヨークでの長期滞在を命じられ、英語が苦手なことを悟られないように振舞ってきた結果、ボロボロになって帰ってくる。。

みたいな状況から話が始まるのです_

・・まるで昔の自分を見ているようですlaugh

さらに、話の端々に、「日本人と英語」をテーマにしたような内容が盛り込まれています。

例えば主人公の子供(中学生)が、学校の英語の試験で

This dish was washed by Mary.

みたいな英文を日本語にする問題で、

この皿はメアリーが洗ったものです

と訳したらバツになった - 理由は、受動態を使っていることが訳に反映されていないということと、by の訳が入っていないからということで、

正解は「この皿はメアリーによってわれたものです

という、不自然な日本語にしなければならなかったのでしたSurprise

そのような、日本の学校の英語教育と本物の英語とのギャップについて(登場人物を通して)言及していたり、

また日本人の英語コンプレックスについて非常にリアルに表現していたりして、

もう面白くてたまりませんでしたlaugh


また、推理小説としても非常に面白く、

早い段階で「普通に考えたら犯人はこの人」という人が実は犯人ではなかった、というのが推理小説の定石であり また面白いところだと思いますが、

この話、かなり最後の方まで最初の容疑者が犯人としか考えようがない状態で進んでいくのですが、

なので私は80%くらい読んだところで、「この話は英語コンプレックスをテーマにした話であって、推理小説としての大逆転みたいな内容はどうやらなさそうだ」と思ってしまいました。

やっぱりこの話は本物の推理小説 - 思いもよらない大逆転がありましたlaugh

そういう意味でも、大変面白い作品でした。


ただ、この作品は1990年代のものなので、留守番電話カセットテープといった平成初期のアイテムが重要な役割を果たしているため、

若い世代の人たちにはピンとこないかも知れません_


・・ところで、英語コンプレックスを解消するには、もちろん英語がわかるようになること、話せるようになることが一番だと思いますが、

私が思うに、英語がわかるようになる・話せるようになるための最大のポイントは、

英語を英語のまま日本語に訳さずに)頭の中で処理できるようになること

ー これに尽きるかと思います。

訳す」という作業を仲介すると、遅延が生じるので現実の会話やリスニングではついていけないというだけではなく、

本来やらなくていい「訳す」という作業が増えるため、当然早く脳が疲れてしまい、嫌になりやすいと思います。

もちろん英語と日本語では、言語の構造が全く異なるため、日本語が自身の第一言語になっている私のような典型的日本人には簡単ではないですが_

逆にそこさえ越えられれば、「英語で話しかけられそうになるとビビる」とか、「英語しか資料がないとそれだけで敬遠したくなる」とか、そういった英語コンプレックス系のことはいつの間にか消えてしまっていると思います。


・・などと偉そうに書いてしまいましたが、

つい先日、私もうちの子の高校のサイエンスの宿題を一緒に見たら、知らない単語や分からない表現だらけで物凄い苦労しました_

私もまだまだ英語の修業中です_