昨日は、日本からこちらに出張に来てくださった方々の記事(関連記事)を掲載させていただきました。
・・その記事を書いたことで、私自身が初めてアメリカ本社に出張した時のことを思い出したので、いい機会ですので記事にしたいと思います。
25年以上前のことですが。。![]()
その頃は今とは全く状況が異なっており、いわゆるITバブルの時代で、
しかも会社は「IT業界の大帝国」と呼ばれるような状態だったため、出張など行きたければいつでも行ける状態でした(予算が簡単にとれました)
ただ、私が所属していた日本の開発チームでは、なぜかみんな出張に行きたがりませんでした![]()
おそらくその理由は、
その開発チームの人たちは別に国際的な仕事がしたかったからそこに入ったという人たちではなく、
もともとは「日本語版」を独自に作っていた、筋金入りの開発者集団でしたので、
わざわざアメリカまで行って、話したくもない英語で話して、慣れない環境で疲れるよりも、
日本で腰を据えて仕事をしていたかったのだと思います。
しかし私は、アメリカ出張に行きたくて仕方がありませんでした。
英語力が極端に低いにもかかわらず・・です![]()
理由は、もっと英語が上手くなりたかった、英語だけの世界で修業を積みたかった、
そして当時は、夢の夢のまた夢のようなそのIT業界の帝国の本社に行ってみたかった、ということでした![]()
なお、その時点で私は海外旅行経験は2回しかなく、国際線の搭乗手続きさえも一人ではできないような、完全な「お上りさん」状態でした![]()

それでも私は、一人で出張に行きたいと思っていました。
日本人の同僚や上司と行ったのでは、その人たちに日本語で助けてもらってばかりになることは間違いなく、また食事なども日本語で話しながらという日常と変わらない状態となり、全然英語の勉強にならないと思ったからです。
そして初の出張は、入社から約半年後、一人で3週間ということで、行くことになりました。![]()
初めて国際線の飛行機に一人で搭乗手続きをし、現地でレンタカーを借りて、一人でホテルに泊まって、そして3週間本社で当時始めたばかりだったプロセスを勉強してくる、ということがミッションでした。
・・当然ですが、苦労しました![]()
まず第一に、レンタカーでとりあえず翌日から通う予定の本社のビルディング〇〇まで行ってみようと思ったのですが、
完全に道に迷いました![]()
<そのとき借りたレンタカー>

当時はまだアメリカではGPS(カーナビのことをアメリカ英語ではGPSと呼びます)は普及しておらず、
念入りに地図で事前に調べておいたのですが、高速を降りたところが一つ間違っていたため(その時はそのことに気が付きませんでしたが、今ならわかります
)、訳が分からなくなってしまったのです。
会社のビル群があるあたりに戻るまでにたぶん一時間くらいかかったと思います![]()

そして翌日からの仕事は、「完全放置状態」でした![]()
日本の文化では、普通他の支店などから出張者が来たりしたら、何人かの人が結構付きっ切りで対応してくれたり、また歓迎会が用意されたりするものだと思いますが、
アメリカではそういうことは一切ありませんでした![]()
とりあえず、いつも国際電話で(当時はネットで通話するという時代ではありませんでした)週一回くらい電話会議をしてくれていた方が、座る席とPCを一台(当時は仕事はデスクトップPCで行うものでした)案内してくれて、あとはお好きなようにどうぞ、という感じでした![]()
ただ、使わせていただいた席は窓付きの個室オフィス(アメリカのオフィスが全席個室オフィスであることをそれまで知りませんでした)で、
もうそれだけで興奮していました
。
<以下の写真は実際の25年前のテンポラリオフィスです>

とりあえずチームミーティングに入れていただいて、
そのミーティングのアジェンダの一つに「日本から〇〇が来ている(私がきている)」というものがありましたが、
私がまともに英語で自己紹介や目的などを説明できないレベルであることはバレていたので
、
私には話を振ってもらえず、マネージャーが代わりに「His goal for this business trip is..」と説明してくれました。
(しかし、その「私のゴール」について何と言ってくれたのか、実は聞き取れませんでした
。英語力なさすぎ。。
)
そして最終日、金曜日の夕方、
お世話になったチームマネージャーにあいさつに行ったのですが、
彼はチームのメンバー数名と、オンラインゲームをしていました。
(金曜の夕方はそのゲームをやるのが常だったようです)
しかし、英語力限りなくゼロだった私は、その状況で何と言って立ち去ればいいのか分かりませんでした![]()
それでそのマネージャーも、私が何をしに来たのかよくわからず何か話してくれましたが、もちろん私は彼が何を言っているか分かりません![]()
それで彼は困ったように「Would you like to play game with us?(一緒にゲームする?)」と言ってくれて、
私はその部分しか聞き取れなかったので、本当は早く帰ってお土産を買ったり荷造りをしたりしなければならないのに、なぜか一緒にゲームをするはめに。。(しかも結構時間のかかるシミュレーション系のゲーム)
やっとゲームが終わって大急ぎでお土産を買いに行きましたが、あわてて購入した商品群をお店に置いたまま出てしまいまして
、
気が付いてもどったらすでにお店が閉まっていました![]()
![]()
店を閉めていた店員の方が数人いましたが、「さっき購入した商品を置き忘れたので取りに来た」ということを英語でどう言っていいのかわからず 追い帰されそうになりながら、なんとか粘って身振り手振りで分かっていただいたものでした
(あれ?英語の勉強のために一人で出張に来たと言っていなかったか?身振り手振りじゃダメだろう。。
)
さらに帰りの飛行機の中で、タダで飲めるのでビールをガブガブ飲んでいたらものすごく気持ちが悪くなり、
地獄のようなフライトでした
(高度が高いところでアルコールを摂取するとまわり易いことことも知らず、またそのころはタダでというか追加料金なしで飲めるのに飲まないのはもったいない思ってしまい、ばかみたいに飲んだのでした)
・・あれから25年。
今は出張ではなく こちらで働くようになって8年目、逆に出張で日本からくる方々に機会があればお会いする立場となりました![]()
しかしいまだに、あの最初の出張のドタバタはよく覚えています。
それでも、あの失敗だらけの出張で恥をかきまくったからこそ、次こそはと英語学習にさらに真剣に取り組むことができて、今につながっているのだと思います![]()