以前、古いPC(例えば2016年代のCPUを積んだPC)に やや強引に Windows11 をインストールするという記事を掲載しました(関連記事)
実は私、いまだにその2016年頃に組んだデスクトップPCをサブマシン的に使用しているのですが
、
問題があります。
それは
当時強引にインストールしたバージョンのWindows 11 (22H2 バージョン)がサポート対象外になってしまったということです![]()
なおもちろん、アメリカでも日本でも、Windowsのサポート期限は同じだと思います。
Windows 11 は1年に1回の割合で 大幅なアップデートが配信され、普通は自動的に最新バージョンがインストールされるようになっていると思いますが、
そもそも Windows 11 のインストール要件を満たしていないPCに無理やりインストールしたようなマシンには、まあ当然ではありますが、アップデートバージョンは自動インストールされません![]()
サポート対象外のバージョンのOSを使用していると、ご存じの通りセキュリティ更新プログラムが提供されませんので、セキュリティ上のリスクがぐっと高まってしまいます![]()
ではどうすればいいか? ということですが、
最新バージョンのWindows 11 のインストールメディアを作ることで、「手動アップデート」することができます![]()
それほど難しい手順ではないと思いますので、以下に簡単に記載します。
手動アップデートの方法
用意するものは 8GB以上空いているUSBメモリです。
(空きDVDメディアでもできますが、USBメモリの方が簡単ですし、作業終了後 消去して別のことに使えると思います。)

どのPC上でも構いませんので(サポート切れWindows 11が走っているPCでもできると思いますが、セキュリティ上の最善を期すならば、別のメインで使用しているPCでやるのがよいかと思います)、以下のマイクロソフト社のWebサイトに行っていただき、
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows11?msockid=28a6c98184d36fa10ea2dac985696e61
「Windows 11のインストールメディアを作成する」の見出しの下の方にある「今すぐダウンロード」をクリックします。

すると「mediacreationtool.exe」がすぐにダウンロードされるので、これを実行します。
後は画面の指示に従っていけば、用意したUSBメモリに 最新バージョンのWindows 11 のインストールに必要なファイルが用意されると思います。
特に選択に迷うところはないのではないかと思いますが、もしもUSBメモリを複数差しているようであれば、対象USBメモリを間違えないように気を付けましょう。
(※通信環境にもよりますが、20~30分かかると思います)

USBメモリの用意が出来たら、問題の サポート切れWindows 11 が動作しているPCを起動し、そのPCにUSBメモリを差してエクスプローラーで中をみて、Setup.exe (.exeは表示されないかも知れませんが)をダブルクリックして実行します。

あとは画面の指示に従って進めていけば、最新バージョン(現在は 24H2 )がインストールされると思います。

もちろん、既存の個人ファイルやインストール済みのアプリを消すことなく、OSだけ最新バージョンにすることが可能です![]()
完了するまでに何度か再起動が入り、結構時間がかかりますが、おそらく迷うところはないと思います。とてもStraight forward(直観的でシンプル)だと思います。

なお、なぜ私はいまだにそのような古いマシンを生かして使っているのか?ということですが、
そのマシンが個人用では唯一のデスクトップPCだからです。
とりあえずそのデスクトップPCには Blu-rayドライブがついているので、Blue-rayディスクへのバックアップ、DVDメディアの閲覧などの際に、いちいちノートPCに外付けBlue-rayを接続するよりも手軽だから、というところが大きいですね![]()

もちろん、新しいデスクトップPCを作るなり買うなりすればより良いのですが、メインPCとして使っているわけではないので大したパフォーマンスもいらず、事足りてしまっているというのが実情です![]()
もしも新しいデスクトップPC用に予算を取るくらいならば、メインマシンをCopilot PC (エッジAI対応PC)に買い替える方があらゆる意味で有益かと思います![]()