Magic Tree House という児童向けの小説を、30巻まで読破しました
一冊は50ページくらいですが、30冊だと1500ページくらいになると思います。
この Magic Tree House という小説は、アメリカでは1992年から出版が開始された長編シリーズだそうですが、いまだに沢山の人たちに読まれている人気小説で、実際ストーリーもとても面白くて、
日本でも和訳版や、独自のイラストで再編集されたシリーズ、そして(さっきwikipediaを見るまで知りませんでしたが)10年くらい前に全国でアニメ版が映画放映され、北川景子さんがジャック役の声優に挑戦されたそうです。
なお、日本で原作の英語版のセットを購入すると、Amazon.co.jpで1万円以上するようですが
<日本語版も出版されていました>
アメリカでは、COSTCOでたしか40ドルくらいで購入できたため、うちの子のために4年くらい前に購入したのですが、
我々大人の勉強にもなるので、半年くらい前から私も読み始めたのでした。
なお、「児童向け小説は簡単に読める」ということは全くありません
しかし、アメリカの子供たちが読めるということは、日常使用される英語が盛り込まれている ということですから、大変勉強になります。
そして私は今回、一切 知らない単語が出てきても辞書などで調べませんでした。
これは、英語力を高めるための学習方法の一つなのですが、
知らない単語を調べないで進めると、パズルのパーツがはまらないまま次のパズルに進むみたいな「心地悪さ」が残るわけですが、
その知らない同じ単語が何度か登場すると、前後の文脈や流れから、だんだんその単語の意味が推測できる状態となり、自力で 腑に落ちる意味を体得することにつながり、
そうやって理解した語彙はまず忘れない 自身の血肉となっていく、ということです。
(子供が最初に母国語を覚えるプロセスに似ていると思います)
例えばこの Magic Tree House の小説の中で、最初の方で「riddle」という言葉がよく出てきますが 私はその単語を知りませんでした(すみません、レベルが低くて。。)
しかし、読み進める中で、「主人公たちが最初は分かっていない事柄で、冒険を進めるうちにその回答が見えてきた」というような意味合いのものであると、話の流れから見えてきました。
・・結局riddle の意味は、「なぞなぞ」のようなものであることが、辞書を引かずに頭の中に浸透していきました。
(さっき念のため英和辞典サイトで調べたらやはり なぞなぞ とか不可解なもの といった訳が載っていました)
「5年以上もアメリカに住んで、英語だけで仕事をしているくせにriddleも知らないのか!」と思われるかも知れませんが、ビジネス英語で riddle とか言わないですからね。。
だからこそ、こういう児童向け小説が勉強になります
こうして、仕事に関係のない英語の本を読むのは 英語力の底上げに役立つと思うので、ぜひまた別の本を読もうと思っています。
ただ、別の英語学習のアイデアもあります。
それは、すでに読んだ本を、声を出して読み上げる つまり音読する、というものです。
これはもちろん、読解力のトレーニングではなく、「発音、口を慣らすトレーニング」です。
私の感じている壁のひとつに、「自分の得意な言い回しパターンなら それなりに話せるけれど、普段あまり使わないパターンだと(メールでなら書けても)口がうまく回らない」ということがあります。
そこで、自分が書いた文章ではない、他のネイティブが書いた文章を大量に読み上げることで口を慣らそう というトレーニングです。
・・理想的には両方のトレーニングを並行して行うこと、つまり新しい本を辞書なしで読みつつ、これまでに読んだ本を音読するのがいいに決まっていますが、時間が・・(といっている間に行動するべきですよね、下手なんだから)
やっぱり両方やろうかな。。