先日、シアトルのKINOKUNIYAに行ったとき、以下のような本が目に留まりました。
・・いや、これってそのまま以前の私のことでした
私は数年前までは、「自分の成長・スキルアップに繋がること もしくはどうしても今しかできないこと」以外の楽しみは極力老後に取っておこうと思っていました
理由は、 仕事での成功・ステップアップ、もしくは外資系でクビにならないためには常にスキルアップし続けることが必須であり、
もともと他の方々に比べて能力の低い私は 人一倍努力しないと生き残っていけない、
だから、娯楽に時間を割いている余裕などない
・・と思い続けて、とにかく娯楽は老後に・・と考えていたからです
まあ確かに今も、時間を惜しんで勉強して勉強して努力して、やっとついていけるかどうかという状態であるのは間違いないのですが
問題は、それだと 結局その 後回しにしてきた「楽しいこと」を楽しむことのないまま人生を終える可能性が高い、ということです
なぜなら、人間は年を取るとどうしても前頭葉の萎縮により、若いころには溢れんばかりにあった好奇心とか意欲といったものが衰退してしまうのだそうで、
例えば「うわ、この映画面白そう!でも今は時間がもったいないから老後に観るためにBluray版を買ってしまっておこう。。」などと考えたとすると、
いざ老後になった時そのBlurayを出しても、もはや見たいとも思わなくなっている可能性が高い(前頭葉の萎縮による好奇心の低下が原因)のだそうです
もちろん、前頭葉の萎縮を最小限に抑えるために、日々前頭葉を刺激する(新しいことに積極的に手をつけていくなど)ことで ある程度は防げると言われてはおりますが、
前頭葉以外にも衰えていく部分は多々あると思われ(例えば視力がさらに低下するとか、体が重くなるとか)、
やはり和田先生(上記の本の著者)のおっしゃる通り、老後に楽しみを取っておいても、実現できない確率の方が高いということを認めざるを得ないと思います
ということで、引退・老後を待たずに、自分の成長・スキルアップに繋がらない100%娯楽系のことも積極的にやっていきたいと思います!
・・と思ったのですが、あれ?では何をやろうかと考えたところ、ちょっと思い当たらないです
ただこれは本当に幸せなことだと思うのですが、
日々の仕事や生活の中に既に とっても楽しいと思えることや、充実感・達成感を味わえることが少なからずあるので
(もちろん、辛い時もあるのですが)
もうすでに、本来であれば娯楽とか余暇の中で味わうべき幸福感を、日々の仕事や生活の中で感じられているのだと思います。
無理に娯楽に時間を割かなくても、今のところ不満がたまっていたり、悲愴感を感じていたりはしないですね
とりあえず一日1時間くらい、ギターを弾いたり漫画を読んだりする時間があれば、すでに十分なような。。