先週、うちの部長がへそを曲げてしまい、2時間半でスケジュールされていたミーティングの冒頭で「このミーティングは、(リモートではなくて)対面でやらなければ意味がないから 今日はやめだ!」と言い放ってドタキャンして帰ってしまった、という記事を投稿しました。
そしてそのミーティングは今週の木曜日に再設定されたので、
当然、ほとんどの人が会社にやってきて、対面で参加しました
なお、その日の朝、部長が全員に送ってきた 超短いメールがこちら。。
(今日この後、みんなに会えることを楽しみにしている)という内容ですが、
私には「おい お前ら、今日こそは全員ちゃんとここにきて参加しろよな!」とプレッシャーをかけてきているとしか感じられませんでした
(多分みんな同じ気持ちだったはずです。。)
まあいろいろとあったものの、ついにそのミーティングは開始されました
このミーティングの目的は、表向きには「お互いをよく知る」ということではありましたが、
現実には、半年前くらいにこの部に(半ば強引に)配属することになったチームの人たち(以下の図のチームD)と、
以前からいる人たち(以下の図のチームAかBかC)との距離を縮める、というものでした。
さて、それで2時間半もかけてなにをやるかということですが、
部長は「ここにいる全員、一人2分くらいで、Top of mind (今一番気になっていること)を話しなさい」
と言いました。
・・まあそうやって腹を割って話して、結束力を作ろうという趣旨ですね。
それで、座った席の順番で(着順はランダム)、 Top of mind を発表していったわけですが、
最初の15人くらいは、すべてチームA B Cの人でした。
そしてチームA B Cの人たちの最近の関心ごとはみな同じで、
「ターンアラウンドタイムの短縮」
・・これに尽きていました。
ターンアラウンドタイムとは、システムの応答時間のことですが、要するにいかに速くシステムを稼働させるか、という エンジニアの必須命題です
ここ数カ月、我々はCVP(副社長)のレベルから、ひたすら「ターンアラウンドタイムを改善しなさい」と言われ続けて、細かい数字を設定させられて、0.1%の遅延で減俸になるくらいのプレッシャーを浴び続けておりまして、
当然、最初の15人くらいの人たちはみな、「My top of mind is really about Turn around time (私の関心ごとはもちろんターンアラウンドタイムです)」と言って、
ひたすらターンアラウンドタイムに関することを説明したり提案したりしていました。
で、私の番になったのですが、
私も最初は、ターンアラウンドタイムの話をするつもりだったのですが、
すでに聞いている人たちがみな「またそれか」という空気を醸し出しているのを感じていました。
なので、私はあえて全く違う話をしました。
(会社全体の中の、我々の部の立ち位置、みたいな話です)
まあその話は 目新しい切り口だったこともあって、結構みんな興味をもって反応してくれて、それはそれでよかったのですが、この記事の話のポイントはそこではなくて、
みんなの関心は、すぐに次の人に移りました。
なぜなら、次の番の人が、初めての「チーム D の人」だったからです。
上記の通り、チームDは 全く違う毛色のチームなので、ターンアラウンドタイムのことなんか気にしていないはずですし、
いったい何を言うのだろう。。とみんな思って注目していたのです
そして彼はすくっと立ち上がり、
「My top of mind i~~~~~s (私の関心ごとは何かというとぉぉぉぉ~~~)」
と引っ張り、片足をドンと椅子の上に乗せて、一秒くらい間を取って
「イィィッツ ターンアラウンドタアァァァイム! Woohoo!」
と言ったものだから、みんな椅子から転げ落ちそうになりました
はい、もちろん彼は冗談でそういったのであり、みんなすぐにそれを悟って彼の本当のTop of mindを聞いたのですが、
こういうノリが、やっぱりアメリカンですよね
・・あれ、でも結局彼のTop of mind は何だったのか忘れてしまいました
なお、部長は終始 真摯にみんなの Top of mind に耳を傾けて、質問に答えて、総括を述べて、満足げにミーティングルームを後にしたのでした