「アメリカに居るより日本にいた方が有利なこと」の一つに、以前は「日本の漫画コミックが読みやすい」ということがありました。
理由は、日本の本をアメリカで買うと15%の関税が乗るので高いですし、入荷も遅くて、品揃えも少ない - というか、そもそも日本の書籍が手に入る場所は非常に限定的だからです
ところが現在ではなんと、アメリカに居た方がむしろ日本の漫画コミックを読むうえで有利になっていると思います。
品揃えも豊富で、日本での発売日と基本的に同時に購入可能で、そしてなんと日本で買うより安く買える・・
それは、Amazon.co.jpのKindleで、アメリカのクレジットカード・デビットカードで決済した場合に起きる現象です。
日本のサービスでは、時々アメリカのクレジットカード・デビットカードでの決済を受け付けないものがあるのでが(例えば日本のNintendoアカウント等)、Amazon.co.jpはアメリカのクレジットカード・デビットカードを受け付けてくれます
そうするとどうなるかというと、ドル⇒円の換金手数料として0.5%ほどの手数料を差し引かれはするものの、それ以上に現在はドルが高いため、1ドル(アメリカでは100円の感覚)で150円の価値がありますから、換金手数料を差し引いてもはるかに安く日本のデジタル書籍が買える、ということになります。
(※給料や収入がドルで入ってくる場合)
品揃えや、入荷の早さに関しても、当然日本にいてKindleを利用する場合と同じですので、地理的に不利になることもありません。
なお、アメリカのKindleと日本のKindleは全く別のサービスとなっており、アカウントも別に持つ必要があります。
そしてアメリカのKindleには、日本の漫画コミックもありますがどういうわけかメチャクチャ高い場合が多く、また新刊が登場するまでに時間がかかるようです。
なので、日本の漫画コミックを読むならアメリカのKindleを経由しない方がいいと思います。
日本のKindleとアメリカのKindleの両方のアカウントとライブラリを別々に持つことは可能なので、在米日本人は両方のアカウントを持つのがいいと思います。
ちなみに私が現在よく読んでいる日本の漫画は「キャプテン2」というものです
こちらは「プレイボール2」の続編で、主人公谷口選手が高校を卒業して墨谷高校の監督になった後の、甲子園を目指すストーリーが展開されています。
なお、もともとの「キャプテン」は中学野球を描いたものであり、「キャプテン」の先の高校野球編として「プレイボール」があったのですが、今はなぜか「キャプテン2」は「プレイボール2」の先の話が描かれており、立場が逆転しております。
この漫画は、もともと野球が下手だった主人公が、まさに血がにじむような努力を重ねて、いつしか甲子園常連校をあっと言わせる存在になっていく過程がよく描かれており、
私ももっと努力を重ねよう、頑張ろう、という気持ちにさせられます。
こういう現実味のあるスポ根系のストーリーは、日本の漫画でなければなかなか読めないと思うので、大変貴重ですし、アメリカにいても簡単に読めることがとても有難いです。