「社員満足度調査」に意味はあるか? | 55歳過ぎてもアメリカでIT企業のエンジニア・PMとして挑戦します

55歳過ぎてもアメリカでIT企業のエンジニア・PMとして挑戦します

一昔前なら定年を意識する年齢ですが、家族で夢をかなえるために2019年4月に渡米、現地のIT企業のソフトウェア開発部門のエンジニア・PM(プログラムマネージャー)として挑戦しています。

うちの会社では、4か月に一回くらいの割合で、大がかりな「社員満足度調査」のようなものを実施します。

社員全員が、数十個にわたる質問に対して1から5の範囲で回答をし、それらをチーム単位・部単位・部門単位・組織単位・そして全社単位で集計して分析し、

会社の改善のために活用する、というものです。


その質問内容は、例えば
I am satisfied with the balance between my work and personal life. (私は今の仕事とプライベートの時間のバランスに満足している
とか
I feel recognized when I do good work.(私は私が良い仕事をした時には それが適切に認識・評価されていると感じている
という項目に対してすごくそう思う)からまったくそう思わない)の間で回答をする、という感じのまあ一般的なものになりますsmile

正直、これらの質問にすべて答えていくだけでも結構大変なのですが_

うちの会社はこの取り組みに常に驚くほど本気でしてSurprise

参加は任意ではあるものの、実質的には参加必須といえる状況です。


でも 実を言うと、20数年前にこの会社に入社したばかりの頃は、この大量の英語の質問の中には 意味を理解できなかったものも多く、単語の意味を調べたりしても分からない言い回しなどもあって、最後の方は適当に答えたりもしていました。。
おそらくマネージャーの評価は、この調査結果に基づくところが少なからずあるはずなので、当時のマネージャーには悪いことをしたと思います。。_



さて、どのように本気かといいますと、

第一に、この調査結果は我々末端の社員にも全く包み隠すことなく公開され、

例えば「この項目は、会社全体ではいいスコアなのに、このチームだけ極端に低い」といったことが全てさらけ出されます_

第2に、そのさらけ出されているスコアを、チーム全員でレビューする機会が必ず設けられます。

第3に、とくにそのチームだけ極端に悪いスコアに関して、改善プランを作り、実施することが必須となっています。

なので、この調査をきっかけに、チームの通常プロセスが突然変わったりすることもあります。Surprise


・・この 柔軟性というか、変化を恐れない姿勢のようなところが、純粋な日本企業ではなかなか難しかった部分だと思います。

日本企業の場合、私が知る限り、そのような「社員満足度調査」的なことは実施はされているものの、

現実には、しがらみとか、当たり障りのない経営 といったことに縛られて、簡単には変えられないのが実情だったように思いますOMG


さらに今回は、我々のチームでは今まで以上に本気で改善するために時間を割いていますSurprise

通常であれば、スコアをみんなでレビューして改善策を話し合うミーティングが1時間程度持たれるにとどまるのですが、

今回は、3ステップに分けて対応しています_

1. まず全員で、スコアをレビューする

2. 次にマネージャー抜きで、うちのチーム独自の問題点を洗い出し、マネージャーに動いてほしいアクションプランを立てる

3. マネージャーに対してアクションプランを提示し、彼の協力をもとに改善に向けてアクションをとる



・・という感じなので、もしかしたら「そんなことに長い時間を費やしている暇があったら、本来の仕事をしろよ!」と思われる方もしらっしゃるかも知れませんが、

もちろん通常業務は止めることなく 妥協することなく、

それでも長期的なチーム環境・仕事環境の改善を本気で目指して でき得ることを 労力を惜しまずやる、というのがうちの組織のポリシーなのだと思います。ニコニコ


現在、2.の「マネージャー抜きで、うちのチーム独自の問題点を洗い出し、マネージャーに動いてほしいアクションプランを立てる」というところをやっていますが、

1時間のミーティングでは終わらず、2回目を1時間半やっても終わらず、現在 項目ごとのオーナーを決めて、各オーナーの宿題のような感じになっております。_



・・ただいくらこういう努力をしても、根本的な問題、例えば実労働時間が長い、休日や深夜も仕事をしている、といったことを改善することはまず無理だろうと、

私も正直昔は思っておりました。_

しかし、そのような労働時間の問題に関しても、この4年間の間に、私のマネージャーは真剣に真剣に本気で考えてくれて、

いわゆる「しがらみ」の払しょくも含めて本当のマネージメントを実施してくれて、

少なくとも3~4年前に比べたらはるかに労働時間は改善されましたsmile

しかも、アウトプットは以前よりもずっと大きなものになっているはずです。


・・私が今の組織で学んだことは多々ありますが、その中の一つに今回のような、
変化に伴う痛みを恐れず、本気で本質を変えるためのステップを考えて実施する」という姿勢こそが、人も組織も成長させていくのだということがあります。

本当の組織改善、最善のプロセス作りを目指して、このような機会を有益に活用していきたいところです。