Teamsでミーティングに参加している時に発生する遅延問題 | 55歳過ぎてもアメリカでIT企業のエンジニア・PMとして挑戦します

55歳過ぎてもアメリカでIT企業のエンジニア・PMとして挑戦します

一昔前なら定年を意識する年齢ですが、家族で夢をかなえるために2019年4月に渡米、現地のIT企業のソフトウェア開発部門のエンジニア・PM(プログラムマネージャー)として挑戦しています。

ところで会社のミーティングには、毎日Teams経由で参加しています。

毎日必ず行われるミーティングだけでも2つあり、しかもその両方とも私がホストしている(司会進行役のような役割です)ので、私の画面を共有しながら説明をするという機会が非常に多いです。

ところが。

もうずっと前から参加者の皆様から指摘されてきたことなのですが、

音声の方はそれほど遅延や途切れが発生することは少ないようなのですが、

画面共有の方が 顕著に遅延するらしく、

私が音声で説明していることと、画面共有している様子とで、軽く5秒くらいの差が生じるらしいのですOMG

また、共有している画面が(視聴者側からは全然動かなくなったり、真っ白になったりすることもしばしばあるそうですOMGOMG

原因は、うちで契約しているインターネット接続サービスが、遅いものを選んでいるせいだと思われます。

現在の契約では、下り最大175Mbps、上り最大5Mbpsです。

下りはそれほど問題になっておらず、家じゅうでネット経由で動画視聴をしていても全く問題ありません。

しかし上り5Mbpsというのが、Teamsでミーティングに参加するうえでの問題になっているようです。


人の話を聞いたり、人がシェアしている画面を閲覧したりするだけならば、下りのスピードは悪くないので問題ないのですが、

自分の画面をチームの皆さんにシェアするとなると、上りのスピードが問題になってきます。

・・しかし今でさえ、TVサービスとあわせて174ドルも毎月かかっていますので、その上さらに契約内容をアップグレードするとなると、費用対効果の観点から正しい対応とは言えないと思います。


そこで私は一つの解決策を検討してみました。

それは、会社においてあるデスクトップPCを活用するということです。

会社に出社して、会社のデスクトップPC上でTeamsに参加し、その画面を共有するのであれば、上記のような画面共有が遅くなる問題は発生しないことは分かっています。
会社のネットが速いからですねsmile

そこで、ワークフロームホーム(テレワーク)であっても、(※いまだにうちの部署は100%リモートワークです

家のPCから、会社のデスクトップPCにリモート接続して、そのデスクトップPC上でTeamsにログインし、そのデスクトップPCの画面を共有する形であれば、画面共有も速くなるのではないかと。

図にすると、今までは以下のように、家のPCだけでTeamsに参加して画面共有も音声通話もしていたわけですが、

 


今後は以下のように、会社のデスクトップPCにリモート接続して、すべて会社のPCからTeamsの画面共有・音声通話もする、というわけです。
なお、家のPCにUSB接続されたヘッドセットを会社のデスクトップPCで使えるようにするために、グループポリシーの変更や設定変更が必要です

 

 

 


よしよし、これでもうミーティングで画面共有の遅延を発生させて皆さんに迷惑をかけることもすくなくなる、と思っていました。smile

ところが。

上記の方法で参加すると、画面共有の方は問題ないみたいなのですが、今度は音声通話が極端に遅延する、というのですOMG

まあ、考えてみれば家のPCのヘッドセットで拾った音声をリモート接続されたPCへ一度送り、それを会社のデスクトップPCのTeamsで認識してから外に発信しているわけですから、まあ遅くなりますよね_

うーむ、やはり解決策はないのか。。

と思っていましたが、もう一つのアイデアを思いつきました。

家のPCで参加している場合、音声通話には問題はなく、会社のデスクトップPCで参加している場合、画面共有は問題ないのだから、

ミーティングに参加する際、家のPCと会社のデスクトップPCの両方からTeamsで参加するようにし、家のPCでは音声通話を、会社のデスクトップPCでは画面共有をすればいいのではないか、ということです。

 

 

 

 


Teamsで、同じアカウントで同じミーティングに、複数のクライアント端末から参加することができるのか?」というところが最大のポイントでしたが、可能でしたsmile

ポイントは、音声通話したい端末で最初にミーティングに参加し、そのあとで画面共有したい方の端末で同じミーティングに参加に参加することです。

2台目で参加する際に「すでに他の端末で参加しているようですが、この端末でも参加しますか?音声の通話はこの端末ではできませんが。」という意味合いのメッセージが出ますが、了解すれば 上記のことが実現できます。


まあ、いちいち2台でミーティングに参加するのは面倒ではありますが_、それでもこの方法であれば、ネット回線のアップグレードをすることもなく、会社に行くこともなく、遅延のあまりない形でミーティングに参加できるので、今はこの方法でやっています。