ランチイベントで解けた、チームの中の素朴な疑問 | 55歳過ぎてもアメリカでIT企業のエンジニア・PMとして挑戦します

55歳過ぎてもアメリカでIT企業のエンジニア・PMとして挑戦します

一昔前なら定年を意識する年齢ですが、家族で夢をかなえるために2019年4月に渡米、現地のIT企業のソフトウェア開発部門のエンジニア・PM(プログラムマネージャー)として挑戦しています。

今日、ある大きなシステムの完成を祝って、3チーム合同の大がかりなランチイベントが行われました。

製品をリリースすることを shipすると言っています。船で荷物を出すことと同じ表現です

北京ダックなども振舞われました。

ちなみにこのサイズで54ドル、これを3つ頼んで全員で分けました


ところでこのイベントの中で、私の中でずっと疑問だったことがひとつすっきりしました。

それは何かというと、あるマネージャーのことです。


我々の組織の中で、製品開発に直接かかわっているのは3チームで、開発エンジニアチーム製品PMチーム、そしてスペックPMチームの3つです。

スペックPMチームとは システムの仕様(Spec)や機能(Feature)を考えるチームです。

そしてこのチーム、もはや人間の域を超えているような天才中の天才みたいな人ばかりが所属しているスペシャルチームです。

もちろん それ以外の2チームの人たちも、私以外は全員天才としか言いようのないような頭のいい人ばかりなのですが、

スペックPMチームの人たちはもはや頭の良さが「人外」なのです_

きっとIQを計ったら全員150以上とか。。
※IQ値は、東大生の平均が120、IQ135以上の人は2%程度なのだそうです

そんなスペックPMチームのマネージャーともなると、いったいどれだけの超天才なのだろう、と思いますよね。

しかし。

不思議なことに そのマネージャー、私が見てきた限りミーティングではほとんど発言をしない人 なのです。

アメリカの会社のミーティングで、「発言をしない」というのは基本的にはダメなこととされています。
ミーティングに参加する意思がない、もしくは話について行けていない、と捉えられてしまいます。

しかしながら、うちの会社の中で、「形だけのマネージャー」というのはあり得ません。

しかもその方、そのチームのマネージャーになられてから1年半くらい経っています。

なので彼女が能無しであることはまず考えられず、ミーティングで発言が少ないということがとても謎でした。

・・なのでおそらくは、本当は発言する人なのだけれども あえて発言しないようにしている、という可能性が高いと思っていました。


そして今日ついに、ランチイベントで初めて直接彼女に会いました。

私の左前に座られたので、2時間くらい彼女を含めて周囲の人たちと歓談しました。


すると。。



いやもう、よくしゃべるなんてレベルではないのですよlaugh

マシンガントーク。。いや、そんな表現では足りないレベルです laughlaugh

おそらくは 本当はしゃべる人なのだろうな、とは思っていましたが、まさかあそこまでしゃべる人だったとは。。

なかなかあれだけ口が止まらない人は見かけません。
※もちろん、英語の発音も内容もとてもきれいです。

・・ということは。

彼女がミーティングの中で発言しないのは、「わざと」なのでしょうね。

思えば、私も彼女も参加するミーティングは、ほぼ100%彼女の部下も参加しています。

上記の通り、彼女の部下たちは超超天才ばかりで、かつ話の進め方や交渉などもキレキレの人たちばかりなので、そのマネージャーである彼女がわざわざ「助け舟」を出すようなシチュエーションにはまずならないため、結果彼女が発言する機会がなかっただけなのでしょうね。

もちろん、私が参加していないミーティングや、彼女の部下が参加していないミーティング、例えばマネージャーだけのミーティングなどではものすごく発言するのだと思います。

本当はすごく話す人なのに、あえて部下を信用して自分は聞き役に徹する。。smile

うーむ、流石、あの超天才集団のマネージャーをやっているだけのことはある。。

などと勝手に思いました laugh