うちの会社では、半年に一回の割合で
これまでの仕事の成果を見直す機会があります。まず社内のWebツール上で「今期あなたはどのような貢献をして、どのようなビジネスインパクトをもたらしましたか?」という項目を埋めて送信します。
その後、上司がそれをレビューして、1:1でその成果を見直し、また次の半年で何を目指すかを話し合います。
そして、
場合によってはプロモーション(昇格)の可能性もあります。・・以前の記事で、私は「シニアエンジニア」になることを目標としていると記載しましたが、正直なところ、怠惰な気持ちも付きまとっています。
というのは、今でさえも毎日高度過ぎる仕事の中でヘロヘロになっているのに、シニアエンジニアになってしまったら当然もっと大変になるからです。
なので、いまのままのレベルで長期間続けるだけでも 私的にはもう十分すぎるくらいなのではないか、という気持ちも半分持っていたのです。
しかも、最近は新規のシステムへのマイグレーション(移行作業)のため非常に忙しくて、自分の過去半年の成果を流暢に書いている余裕はありませんでした。
ということで私は、ほんの10分くらいで思いつく成果を3つくらいチャッチャッと書いて(最低3つ書け、みたいに書いてあるし。。)、すぐ送信してしまいました。
こんな感じの分量です。
まあ、少ないですね
そして昨日、その送信した内容を上司とレビューする1:1がありました。
・・いきなり上司から言われました。
「あなたは、ここに書いてあることの倍以上のことをやっているはずでしょう? この内容でいったいどうやって私はあなたをシニアエンジニアとして推薦できるのですか? 私はすでにあなたをシニアエンジニアへの昇格候補として専務に話しているんですよ。 So what do you want to do?」
さらに続けて捲し立てられました。
「いいですか? シニアレベルへのプロモーションは難しいんですよ? 当然要求されることも高くなりますし、自分でプロジェクトを起こしてみんなをリードしていく立場になります。それに、あなたは前回のプロモーションからまだ1年半しか経っていません。通常、1年半でシニアレベルに行くことはまずないので、相当しっかりしたエビデンス(証拠・証明)が必要です。」
この上司の話には、これまではっきり分かっていなかったいくつかのことが含まれていました。
1. シニアレベルへのプロモーションは特別である(難しい)
2. 1年半程度でのプロモーションは難しい(短すぎる)
3. シニアレベルになるためには、上司や専務の強力な推薦が必要である
4. 今回私は、シニアレベルへの候補として検討されている
これを聞いて、2つの気持ちが湧き上がってきました。
ひとつは、もちろん有難い・素晴らしい機会を迎えている、という思いです。
そしてもう一つは、改めてこのアメリカ本社のシニアエンジニアという立場がどれほど大変なものなのかを思い知らされた、ということです。
そんな高度な仕事が、私ごときにできるのか?という思いです。
それでも。
やはりやれるところまでやってみようと思います。
大げさかもしれませんが、「精一杯生きてきた足跡」を残すためです。
いつか引退して、そして最後の時を迎えたときに一分の悔いも残さず、最高の人生だったと思えるように、志を高く持ち続けて、挑戦し続けることですね。
それに、仮に今のポジションでいいということで、保身に入ったとしても、
そもそもこの会社に保身という概念はなく、いつチーム/組織が消滅しても不思議ではありませんので、常に自分を高める努力を続けないと生き残ることはできません。
結局、上を向いて努力し続ける以外に選択肢などないのだと思います。
そういえば、勝間和代さんも「迷ったら新しい方を選択しよう」と語っていらっしゃいました。
ということで、即 上記の「これまでの仕事の成果」を書き直して再提出しました。
1.5倍くらいにはなったでしょうか
まあ、結果的に今回プロモーション(昇格)にならなかったとしても、失うものは何もありませんし、引き続きスキルアップを目指して努力を続けるだけですね。
(※結果が分かるのは来年の3月くらいです)