一日のうちの「至福の時間」を持つ | 55歳過ぎてもアメリカでIT企業のエンジニア・PMとして挑戦します

55歳過ぎてもアメリカでIT企業のエンジニア・PMとして挑戦します

一昔前なら定年を意識する年齢ですが、家族で夢をかなえるために2019年4月に渡米、現地のIT企業のソフトウェア開発部門のエンジニア・PM(プログラムマネージャー)として挑戦しています。

一日のうちのわずかな時間でも、自分自身が心の奥底から満足できるような「至福の時間」を持つことで、人生がぐっと豊かなものになると言われています。

仕事上がりの一杯の生ビール

おやつのスィーツをほおばる瞬間

楽しみにしていたドラマの続きを見る時

家で待っていたペットを可愛がる時間


・・等々、何でもいいのだと思います。
自分自身が本当に「至福の時」を感じられるのであれば。

そういう時間を毎日たとえ5分でも10分でも持つことで、たとえ嫌なことがあっても気持ちがリセットされたり、前向きな気持ちになれたり、さらには身体の健康にもつながったりすると言われていると思います。


私の場合はこの一年ほどで、ギターを弾く時間が至福の時間になりました。

と言っても 弾いている曲は、今流行っている歌とか、日本のCMで流れている曲ではなく(というかそういう曲はほぼ入ってきませんし)、

またアメリカのCMの構成は日本とはかなり違いますので、CMから新しい曲などを知ることはほとんどありません。

なのでもっぱら、自分が知っている曲、若かったころに流行っていたような曲を、弾き語りで再現するだけです。(アメリカでギターの練習を始めたころの記事

しかしそれでも、以下のような小型のメモ帳に、1ページ1曲、コード進行を書いていったところ



すでに120曲以上をカバーし、メモ帳も2冊目に入りました。
ちなみに前奏や間奏はほとんど対象にしていません。なので1曲といっても短いです



別に何か大きな目標(例えばいつかライブハウスで人前で弾いてみたいとか)があるわけでもなく、ただ一人で淡々と弾いているだけなのですが、

とにかく、気持ちいいのです。

イメージ通りの音とリズムで弾けると、充実感とか、幸福感のようなものが体中を巡るのを感じます。

人に聞いてもらう機会もないまま、ただ一人でギターの練習をしている」という状況は、他人から見たらキモいとか、暗い(死語?)とか言われるのかも知れませんが、どうでもいいことです。

私自身が、誰の迷惑になることもなく、「至福の時間」を感じているのであれば、全く問題はないかと思います。


ところでギターで昔のポップスなどを弾いていると、ただ聞いたりカラオケで歌ったりしていた頃と違って、その曲で使われているコードや、コード進行に着目することが多くなります。

そうしてコード中心に古い曲を見返していると、時々素晴らしいコード進行を発見します。

コード進行・コードとメロディのバランス、といった観点で素晴らしい!と最近になって再認識させられたアーティストは

桑田佳祐さん、尾崎豊さん、松任谷由実さん、織田哲郎さん など

です。

まあ、桑田佳祐さんやユーミンなどは誰もが認める超超一流の作曲家ですから、ある意味コード進行が予想以上に素晴らしいのは自然なことなのですが、

尾崎豊さんの曲のコード進行は、当時の印象とは裏腹に、素晴らしいです。

当時は、「盗んだバイクで走り出したらまずいだろう」とか「夜の校舎窓ガラス壊してまわったら立派に犯罪だろう」とか思うのが先行して(笑)、曲のコードがいかに素晴らしいか意識しようともしませんでしたが、今見直すと心にしみわたるような美しいコードです。

彼の名曲のコードをギターでなぞると、心が洗われるような気分になります。


いずれにしても、50を過ぎて初めて知った「ギターを弾くという至福の時間」を大切にしていきたいものです。