先日ニュースで紹介されていたこちらの記事によると
「Book Publishers Go Back to Basics (本の出版がもとに戻っている)」
https://www.wsj.com/articles/book-publishers-go-back-to-basics-1507983856?mod=e2tw
オンラインブックの売り上げが落ちてきていて、逆に従来の紙の本の売り上げが復活してきているということなのですが、私としては意外でした。
そもそも紙の本とオンラインブックはそれぞれ一長一短であり、どちらが優れているとは一概には言えないものの、長期的には結局のところオンラインブックに軍配があがると思っていました。
なぜなら、結局オンラインブックの方が「製本・流通・在庫」のコストがほとんどかからない分、本自体の価格を安くすることができるからです。
(※ちなみに私自身は紙の本派です)
結局今の経済界は、一長一短どっちもどっちな状況においては結局安い方が勝つ状況ですから、もちろん紙の本が消えることはないにせよ、オンラインブックの方がメジャーになっていくのだろうと思っていたのです。
しかし今、上記のニュースの通り Now, e-book sales are on the decline(現在、オンラインブックの売り上げは減少傾向)であり、and traditional book sales are rising(従来の本の売り上げが上がっている)ということで、意外だなと思っています。
そこでもう少し深く、紙の本とオンラインブックの「重要な差異」を考えてみたいのですが、
経験的に思うのは「紙の本の方が、内容が頭に入ってくる」ような気がする、ということです。
例えば、私は以前「最後まで読み通せる音楽理論の本 (ギター・マガジン編集)」という本をKindleで購入してすべて読みましましたが、読んだときはすごく納得したのですが、正直今ほとんどその内容を覚えていません(笑)
しかしながら、日本で紙の本で購入したギター・コード理論の本はそれなりに覚えているのです。
また、私はこれまでに数え切れないほどのプログラミング技術書籍・コンピューター技術書籍を購入してきましたが、今振り返ってみたところ、なんと一冊もオンラインブックで購入したことがありません。
「試し読み」はオンラインで無数にしているのですが(笑)、購入はすべて紙の本でした。
・・オンラインブックって、完全にコンピューター技術の延長上にあるものなのに、それは矛盾していないかと思われるかも知れません。
しかし、私にとってプログラミング技術・コンピューター技術の知識は、今の仕事を支える重要なものです。
いってみれば私の商売道具ですから、本能的に もっとも頭に入りやすい媒体を選んでいたのかもしれません。
一方で、漫画コミックなどはオンラインブックがあっていると思います。
別に頭にたたき込まなくてもいいですし(笑)、巻数がかさんでくると本棚の場所をとる割に頻繁に読むわけでもないですからね。
結局、当面は紙の本もオンラインブックもなくなることはないように思いますので、しっかり頭に入れたい事は紙の本を、漫画やエッセイなどのような軽く読むものはオンラインブックを選ぶようにするのがいいかなと思います。