日々の仕事の中で、時にはどうしても緊急の問題などで昼夜を問わず対応しなければならない時があります。
そして多くの場合、その問題の関係者は多数いたとしても 実際に手を動かして解決するのはたったひとりのエンジニアだったりするかと思います。
昨日、まさに私はそのたったひとりのエンジニアでした。
極めて緊急の状況で、PMや直近のマネージャー達はもちろん、かなり上級レベルの人たちも焦っている状態でした。
・・こういう状態になると、多くの人たちから「いまどんな状態ですか?何時までに直せそうですか?」という類いの問い合わせが担当エンジニアのところに複数舞い込みます。
ただそんな問い合わせの中でも、たとえ同じことを聞いてきているのであっても、その言い回しによってこちらの心証がかなり違ってくると思います。
例えば
「Hey ○○, is there any update on it?」
(○○さん、なにか進捗はありましたか?)
・・こんな感じの軽い聞き方が一番多く入ります。多くのPMの方々は、できるだけシンプルに 邪魔になりにくいようにおそらく気を使いながらそんな風に聞いてくることが多いと思います。
「This is really urgent. We have to complete it ASAP. Can you tell me the ETA?」
(これは極めて緊急案件であり、一刻も早くやらないといけません。予定完了時間を教えてください)
・・もう既に緊急な状況であることは百も承知しているにもかかわらず こういう感じで言われると、かえって気持ちがトーンダウンしたりします。
これを言っている方も相当激しいプレッシャーを受けていて、いかに緊急であるかを骨の髄までわかって欲しくてそういっているのだと思いますが、正直逆効果だと思います。
「Thank you so much for working on it. Please let me know if I can do anything.」
(この件に対応してくれて本当にありがとう。私にできることがあったらなんでも言ってください)
・・これは実は、上級レベルのマネージャーからのメッセージだったのですが、さすがだと思いました。
もちろん彼が私にメッセージを送ってきた理由は現在の状況を知りたかったからなのは明白で、かつ彼はもっとも激しいプレッシャーを各方面から受けていたに違いないのですが、催促の言葉は一切入っていませんでしたし、それどころか「どんな感じ?」とさえも聞いていません。
彼は、実際に作業中のエンジニアに対して何を言えばどんな気持ちになるのかを考えながら、メッセージを書いてくれているのだと思います。
実際私は「こういう状態だから大丈夫ですよ」というように現在の状況を含めてすぐに彼には返しました。
まるで「風と太陽」の太陽のようですね。
なお、その緊急案件は夜1時半くらいに完了し、翌日は午後3時くらいであがらせてもらいました。