勤続20周年の記念品を受け取る | 55歳過ぎてもアメリカでIT企業のエンジニア・PMとして挑戦します

55歳過ぎてもアメリカでIT企業のエンジニア・PMとして挑戦します

一昔前なら定年を意識する年齢ですが、家族で夢をかなえるために2019年4月に渡米、現地のIT企業のソフトウェア開発部門のエンジニア・PM(プログラムマネージャー)として挑戦しています。

先日の勤続20周年のアワードとして、会社から以下の3つのうちのいずれかを頂けるという連絡がありました。

1. クリスタルの置物
高さ30センチくらいある、とても重い置物です。
足の上に落とすと間違いなく骨折するレベルの重さと形状です。
本人の名前が土台の部分に刻まれています。
私も、10周年記念と15周年記念の時に同様の置物を頂きましたが、色が違うのと、大きさがだいぶ違います。
なお、数年前までは記念品の選択肢はなく、この置物の一択でした

2. 現金でウン万円
おそらく上記のクリスタルの置物の費用をそのまま現金で支払う、ということなのだと思います。
よっぽどクリスタルの置物という記念品に対して不満の声が高かったのか(笑)、この現金還元のオプションが追加されたのには驚きました。

3. ドネーション(募金)に使う
上記の2.と同じ金額をドネーションに使うことができる、という選択肢です。
しかも、うちの会社のドネーションシステムは、社員が自腹でドネーションをすると、それと同じ金額を会社も同じ団体にドネーションする、マッチングプログラムがあります。なので実際には倍の金額が募金されます。
(※認定されている団体に限りますが、かなりの数の団体が認定されています

この連絡を聞くまでは、私はてっきり またクリスタルの置物の20周年記念バージョンが自動的に送られてくるのだと思っていました。

しかし、実はクリスタルの置物は、引っ越しの時などに結構荷物になり、また飾る場所もないので、もらってもしょうがないなあと思っていました
なので3つの選択肢ができたことは有難いことでした。


さて、私は3.のドネーションを選択しました。

2.の現金還元は、昔の自分であれば真っ先に飛びついた選択だったと思います。
ただ、今のところ、数万円で買えるもので欲しいものというのも特にありません。
新しいディスプレイを買うとか、新しいギターを買うとか、使い道がなくもないですが、ほとんど消耗品のような形でいずれは捨ててしまうことになると思います。

その点、3.のドネーションは間違いなく世の中の役に立つと思いますし、もしかしたら命を救うことに直結するかも知れません。
私自身の思い出としても色褪せることのないいい記念として記憶に残っていくと思います。


ということで、半分をUNICEF USAに、半分をASPCA(動物保護の団体)にドネーションしました。

もちろん、マッチングプログラムと合わせても10万円に満たない募金で一気に何かが変わるわけではありませんし、今後も継続的なサポートをしていかなければならないと思っていますが、それでもとりあえず、置き場所に困るクリスタルの置物の代わりに、微力でも命を救う方向でお金を使うことができたことは良かったと思っています。