ついに小学校が休校になる | 55歳過ぎてもアメリカでIT企業のエンジニア・PMとして挑戦します

55歳過ぎてもアメリカでIT企業のエンジニア・PMとして挑戦します

一昔前なら定年を意識する年齢ですが、家族で夢をかなえるために2019年4月に渡米、現地のIT企業のソフトウェア開発部門のエンジニア・PM(プログラムマネージャー)として挑戦しています。

これまでうちの子の学区の小学校は、休校にしないでがんばってくれていましたが、とうとう休校になってしまいました。

もっとも、その理由はコロナウイルス感染者がこのエリアで発見されたからといった理由ではなく(現時点ではこのエリアではまだ感染者は確認されていません)、政府からの要請によるところのようです。

先日水曜日に父兄に送られたメールでは、以下のように「3月13日から3月27日まで休校」というアナウンスでした。

This message is to inform you that XXXX School District schools will be closed beginning Friday, March 13. At this time, we expect the closure to extend through March 27.

ところがその舌も乾かぬ翌日木曜日には、以下の通り「4月24日まで休校」と急遽変更となりました。

This afternoon, XXXX announced his Executive Order to close all schools in XXXX from March 16 through April 24. This closure is longer than we originally anticipated

・・ということで、突然一か月以上もの休みになってしまいました。

これで子供たちは大喜び・・とはもちろんならず、基本的には外出禁止のようなものですので、非常に退屈だと思っている子が多いと思われます。


こういう状況下で大変なのは学校の先生で、この休校の間に少しでも子供たちに勉強させるために、家でできる教材を突然準備しなければならず、おそらく水曜日・木曜日はほとんど帰らずに準備してくれていたのではないかと思われます。

小学校の先生の大変さは、アメリカも日本も変わりなく、また責任も重く、本当に頭が下がります。
(※ちなみにアメリカでは感謝の意を表すために頭を下げる、お辞儀をするという文化はありません


休校になって、うちの奥さんは毎朝早起きしてお弁当を作る必要はなくなったものの、うちの子が常に家にいるため自由度が極端に下がってしまったこととなり、大変になってしまいました。


そしてうちの子が一か月以上もアメリカの小学校に行かないということの教育的観点での懸念は、何といっても「英語シャワーを浴びない」ということです。

現状、まったく英語を話そうとしないうちの子ではありますが、一日中英語しかない環境に身を置き続けることには大きな意味があると思っていました。

しかし学校が再開するまでは、うちの中で日本語の本を読んだり日本語のゲームを遊んだりしてしまうことがほとんどとなり、英語シャワーを浴びる機会が激減してしまうと思います。

唯一、TVアニメは英語であり、それはよく見ていますが、それでも一日に何時間も見るわけではないためやはり降りかかる英語量は相当減ると思います。


なお、うちの子は「少なくとも大学卒業くらいまではアメリカに住む」ということは表面上はわかっているものの、感覚的には「一時的にアメリカに滞在しているけれどもそう遠くない将来また日本に戻る」というようなイメージでとらえている感じであり、「はやくアメリカの生活環境に溶け込もう」といった意識は今のところ芽生えていない感じです。

・・仮に大学卒業までのアメリカ滞在だったとしても、10代の10年間をアメリカで過ごすということは決して短期的・一時的滞在ではないと思いますが、まだ彼の中ではそこまでの意識が構築されていないと思います。

ただそれは我々が口でこれ以上いくら説明しても根本的に変わるわけではなく、彼の現実の体験の中で意識が変わっていくのをサポートすることしかできないと思っています。


いずれにしても、早くこのコロナウイルス騒動が収まり、またうちの子が学校に行けるように、職場もこれまで通り(現状、カフェやカフェテリアは限定的な営業となっていたり、キッチンでジュース類の補充がされなかったり、そして多くの人がWork from homeしていたりといった状況です)の状態に戻ってほしいところです。