最近、日本の何かの雑誌の記事で、サイバーエージェント社長の藤田さんが書いた記事を読みました。
(※Dマガジンはアメリカにいても読めるので、とても重宝します)
近年は経営だけでなく麻雀打ちとしても有名になられた藤田さんですが、非常に心に響いた話がありました。
それは、「経営でも、麻雀でも、ブレない心というのが重要である」という話でした。
例えば麻雀で、どういう方向で打つのか、単にこの一局だけを何でもいいから上がるという打ち方なのか、もう少し長期的に考えて今から3局打つ中で最終的なトップを目指すという打ち方なのか・・といったような「方向性」を明確に持ち、そしてそれがブレない人は強いといいます。
逆に、適当になんとなくフラフラ打っている人、その時の気分で打ち方がブレる人・・そういう人は最終的に負けることが多いということです。
経営も全く同様で、なんとなくその時の勢いや流行りなどに流されて、つまりブレて経営方針をフラフラ変更しているようではまず最終的に生き残れる企業とはなりにくいといいます。
逆にしっかりした方向性と理念を曲げずに(ある程度の柔軟性はもちろん重要だと思いますが)、長期的なビジョンを目指し続けてブレずに進み続ける、そういう経営者は強いということでした。
・・藤田さんのおっしゃっている「ブレないことの強さ」 - これは極めて単純で基本的なことではありますが、まさにその通りであり、それこそが人生の王道の一つではないかと思います。
私もこれまでに、「ちょっとこれをかじってみたけれどあまりうまくいかないから、やっぱりあっちにして、でもそれもあまりしっくりこないから、また別のことにして、でもそうしたら友達にこれのほうがいいと思うよと言われたからなんとなくそっちに乗り換えて・・」みたいな形で、まさにブレまくりながらやってきたことが結構ありました。
そして、そういうことはまずうまくいきませんでした。
まあ、それは当たり前のことで、物事をある程度の形にするためには時間をかけてそのことに打ち込むことが必ず必要ですから、ブレていたらまずなにもモノにならないのだと思います。
どんなことでも、やる前は魅力的に映ったり、簡単そうに見えたりするものだと思います。(他人の芝生は良く見えるというやつですね)
しかしいざやってみると、まず必ず問題にぶつかったり、壁にぶつかったりすると思います。何の問題もなく大きな成果につながることなど、おそらく存在しないかと思います。(もし何の問題もなく大きな成果や達成感が得られることがあったとしたら、おそらくそれはそういう経験ができるように作為的に作られたものだと思われます)
問題は、その壁にぶつかったときでもブレずに、あっさり諦めたりしないで、頑張ってその壁を越えられるように努力を積み重ねる強さが持てるかどうか、ということだと思います。
・・私の場合は、やはり「ソフトウェアのエンジニアとして、アメリカ本社から、世界を相手に挑戦してみたい」という思いを長期にわたってブレずに持ち続けてきたことが、今やっと形が見えつつある状況ですが、正直なところ、ブレそうになりそうな時もあります。
「日本に帰った方が楽なんじゃないか」とか「こんなにつらいんだったら別の職種を探した方がいいんじゃないか」とか、ふと頭をよぎることもなくはないです。
しかし、それこそまさしく「ブレる」ということだと思います。
そして、そうやってブレてしまったら絶対にうまくいかないことを、学んできました。
逆に、全く先の見えない状況であっても、とにかくブレないでやり続けていると、必ず状況が変化し、良い形が見えてくるものであるということも、何度も体験しました。
だから、ブレないで、よりよいエンジニアになれるように努力をやめないでいきたいと思っています。