アメリカの自転車の普及率は あまり高くないと思われます。
少なくとも、「ママチャリ」に相当する自転車はほぼ存在しないと思います。
走っているのも、売られているのも、見たことがありません。
ただしサイクリングをスポーツとして楽しむという意味で自転車に乗っている人は見かけます。
また、あえて通勤に自転車を使う人も時々見かけます。
しかしその自転車は、ロードレーサー系やモトクロス系のものがほとんどです。
さて、そんなママチャリの存在しない国に、私たちはママチャリを日本から運び込んでいました。
それもなかなかしっかりした、電動アシスト付き自転車です。
・・ワシントン州広しといえども、日本の電動アシスト付き自転車を使っているうちなどそうたくさんはないに違いないと思います。
おそらくアメリカでは極めて手に入りにくいでしょうし、きっと日本からアメリカに移民される方の多くは自転車のような大きなものは日本で売るなりあげるなりする人が多いのではないかと思います。
しかしうちでは持ってきました。
ちょうど2年前に購入したばかりの自転車で、車を持てなかった東京のマンション暮らしではとても重宝していました。
そしてこのあたりでも、坂が非常に多いので、使うチャンスもそこそこあるものと思っていたからでした。
何といっても、ガソリン代を浮かせることができるという大きなメリットもありました。
しかしながら、アメリカに引っ越してきてからこれまで全く使っていませんでした。
・・最大の理由は、自転車が届いたのが8月半ばでしたが、9月にはもう寒くなり、しかも雨が多いため自転車での移動は不向きな状況になってしまったためです。
また、法律上ヘルメットの着用は必須です。
ヘルメットをかぶらずに自転車に乗った場合、30ドルの罰金を科せられるということです。
日本ではヘルメットの着用はあくまで推奨であり、ヘルメットをかぶらずに公道を走っていても反則金や罰金を科せられることはありませんが、アメリカで(ワシントン州では)罰金になってしまいます。
大人用のヘルメットを持っていなかった・・そのことも、アメリカで自転車に乗らなかった一つの要因でした。
ただ、自転車のような可動部分が多い機械は、時々動かしていないと調子が悪くなってしまうと思います。
そこで本日、軽く自転車をメンテして、ヘルメットを安く購入して(バスでお店までいきました。値段は19.99ドル、約2千円でした)、バッテリーを充電して、自転車に乗ってみました。
目的地は、図書館です。
うちからその図書館までは歩くと30分強のところにあり、ずっと坂道なので行きはよいよい帰りは大変、という道なので、電動アシスト付き自転車にはちょうどいい目的地だと思います。
また、図書館ならば無駄にお金を使うこともなく、勉強ができて、雰囲気もいいので休日に行くにはとてもいい場所だと思ったからです。
「人目が気になるか」という問題ですが、これが日本ならば気になったと思います。
つまり、おそらく誰も見たことのないような自転車で、基本車しか通らない道(※もちろん法的には自転車の通行が可能な道ですが)を、この寒空の下走るという行為は、日本人の感覚からしたら「普通ではない」と思われるはずです。
しかし、自転車に限らず、アメリカでは「普通」という概念が日本に比べて強くないと思います。
周囲に合わせて無難な線で抑える、という行動パターンがあまり一般的ではなく、あくまで個々の価値観を重要視する文化だと思います。
なので、少々変わった自転車に乗っていようが、服装がアメリカンっぽくなかろうが(というか、この寒いのにTシャツ一枚で普通に外を歩く、というスタイルが一般的なアメリカンの一つの定番見たいですが、到底真似できません・・なぜあれで風邪をひかないのか不思議です)、人に迷惑をかけていない限りにおいてはあまり気にされていないと思います。
とりあえず、時々は自転車を出して活用したいと思います。