インドのウェディング | 55歳過ぎてもアメリカでIT企業のエンジニア・PMとして挑戦します

55歳過ぎてもアメリカでIT企業のエンジニア・PMとして挑戦します

一昔前なら定年を意識する年齢ですが、家族で夢をかなえるために2019年4月に渡米、現地のIT企業のソフトウェア開発部門のエンジニア・PM(プログラムマネージャー)として挑戦しています。

うちのチームはインド人が多数派となっています。
基本的にIT業界はインド人が強い業界だと思うので、この状況は必然だと思います。

また、聞いた話によると、グリーンカード(アメリカ永住権)の申請プロセスの待ち行列は、「インド人用待ち行列」と「その他各国用待ち行列」に分かれているという噂です。
もしかしたら、「その他各国用」は実は複数に分かれているのかも知れませんが、「インド人用」が独立しているというのは本当らしく、それだけアメリカに移住するインド人が多いことを表しているかと思います。

インド人がアメリカで仕事をするにあたって有利な点は、やはり英語が得意であるということだと思います。
昔はインドの公用語はヒンディー語のみだったようですが、近年英語が非常によく使われるようになり、学校教育は英語で統一されていると聞きます。

そして今ではインドの公用語はヒンディー語と英語の両方ということになっています。

当然、我々日本人のように「アメリカで働くなら独自に英語の勉強をしなければ!」ということにはならないと思います。

もちろん発音や表現の違いがあるとはいえ、基本的には今まで通り、インドで話していたようにアメリカでもインド英語を話せば基本的には通じるので、有利だと思います。

そんな事情から、インド人のアメリカ西海岸での勢力がみるみる大きくなり、アメリカに馴染み切って、アメリカナイズされていくインド人が多いように思います。


しかし、そんなアメリカナイズされていくインド人たちも、頑なに守っている習慣があるようです。

その一つが、結婚式です。

実は、うちのチームに、この3か月程度の間に結婚するインド人が3人もいるのですが、3人とも相手は同じようにアメリカ在住の人であるにもかかわらず結婚式はインドに帰って行い、そして、その結婚式はなんと3週間も続くのだそうです。

しかも、その双方の家族は全員参加が必須であり、さらに「私は忙しいから最初の1週間だけ参加します」みたいなことは許されず、3週間フル参加必須なのだそうです。

3週間続く結婚式って・・

全く想像できませんが、彼らに聞いたところによると、いわゆる「式典」をずーっと3週間やっているわけではなく、双方の家族が朝から晩まで一緒に過ごすということを、双方の家で半分ずつ、2週間以上繰り返すようです。

ちなみにその莫大と思われる費用負担は、双方の親が負担するのが普通だそうです。

なお、ハネムーン等はまた別なのだそうです。

バブルの時代の日本の結婚式も相当なものだったと思いますが、それでもきっとインドの結婚式の費用に比べたら安かったのかも知れません。


・・周囲にあまりにもインド人が多いので、なんだか身近な国のように感じてしまっているインドですが、実際には理解できていない部分がたくさんありそうです。