個室オフィスに憧れて | 55歳過ぎてもアメリカでIT企業のエンジニア・PMとして挑戦します

55歳過ぎてもアメリカでIT企業のエンジニア・PMとして挑戦します

一昔前なら定年を意識する年齢ですが、家族で夢をかなえるために2019年4月に渡米、現地のIT企業のソフトウェア開発部門のエンジニア・PM(プログラムマネージャー)として挑戦しています。

実を言うと、アメリカの会社で働きたかった小さな理由のひとつとして、個室オフィスを割り当ててもらえる、ということがありました。
※個室で仕事をサボりたいからではありません(笑)

個室オフィスを自分の好きなようにレイアウトして、中にはソファを持ち込んでくつろげるようにしている人や、アーケードゲームのマシンがドンと置いているような人もいたりして、個性にあふれています。

以下の写真は10数年前にこちらに来た時に割り当ててもらった個室オフィスですが、夕方には犬を連れてきたりもできて、とても自由でした。
なので今度は個室オフィスをどのようにレイアウトしようかと、密かに考えていました。



・・しかし、そのような夢もつかの間、今では状況が変わっており 多くの人達が二人で一部屋という「シェアオフィス」となっておりました。

私も現在、同じチームの韓国人の方と二人で一部屋を使っています。机を並べて座っています。
背を向けあうように机を配置すれば、個室感がもう少しでると思いますが、この部屋は柱が邪魔していてそれができません(笑)



現在では、本当に個室がもらえるのはマネージャーのみ、となっていました。

やはりマネージャーは、自分の部下との1:1を毎週やったり、数人の関係者を集めてちょっとした話し合いをしたりといったことが多々あるため、必然的に個室が必要になるという状況です。

さらに同じ階に、うちの部署のGM(ジェネラルマネージャー)の部屋がありますが、彼のオフィスは会議室がそのまま部屋になっているような作りです。
8人分(だったと思います)の椅子と会議室用のテーブルがあり、画面を共有するための大型モニタもあり、まさしく会議室と同じ設備が彼の部屋の中にある感じです。
つまり、彼は会議をするにあたって会議室をリザーブする必要がなく、自分の部屋に人を呼んでいつでも会議ができるわけです。


しかし考えてみれば、このシェアオフィス制は理にかなっています。
10数年前に所属していた部署では、1部署で1ビルを1階から6階まで完全支配していたのですが、今の部署は人数こそ同じくらいなのに3階建てのビルに収まっています。
つまり、シェアオフィス中心の割り当てにしたことで、同じ人数で半分の大きさのビルに収まっている状態です。
当然ファシリティの観点からはコスト削減になりますし、人のオフィスに行く際に距離が短くなりました。
以前は、1階の西の端のオフィスの人が6階の東の端のオフィスに行くとなると、下手をすると隣のビルの1階のオフィスに行くよりも時間がかかっておりましたが、今は3階建てですので、そもそもエレベーターもほとんど使う必要がありません。


・・しかしそれでもやっぱり個室オフィスが欲しいですね(笑)

個室オフィスをもらうためには、要するに肩書をステップアップさせればいいのだろうと、最近まで思っていました。
肩書のステップアップとは、単にTeam Manager(課長)> Group Manager(部長) > Director(専務)・・といったステップアップのことだけではなく、例えば同じタイトルのエンジニアでも エンジニア1 > エンジニア2 > シニアエンジニア > プリンシパルエンジニア といったステップアップがあります。
そして シニアエンジニア くらいになると、課長1と同等以上の待遇になるようです。

つまり、別に課長・部長といった管理職にならなくとも、シニアエンジニアを目指せば個室オフィスを割り当ててもらえるのだろうと思っていました。

ところが。

客観的に見てこの部署の中でもトップクラスのスキルを持ち、私の20倍くらい貢献していると思われる極めて優秀なシニアエンジニアの方がいるのですが、その方でさえもシェアオフィスでした。

それどころか、エンジニア1くらいで社員歴が短い方になると、2人1部屋どころか、15人くらいの大部屋を割り当てられていることがわかりました。
私はてっきり、その大部屋は派遣社員の方のみの部屋なのだと思っていました。

ということは、個室オフィスが欲しいならば、課長以上にならないとダメということなのですね。

・・しかし私は、少なくとも今は管理職をやりたくありません。(というかそもそも なれませんが(笑))

なぜならエンジニアのマネージャーは、もはやエンジニアではないからです。

何時間もデバッグをすることも、大量のログを解析することもなく、それらは自分の部下に適切にアサインしていき、その進捗や問題点などを管理していく仕事になるため、エンジニアの技術は必要だと思いますがそれを駆使することはほとんどないと思います。

まあ、野球の監督が、実際にはプレーをしないのと同じですね。

ううむ、どうやら今のところ、個室オフィスへの道は見えない感じです。