チームに入って1ヶ月と10日間ほどが過ぎ、トレーニング期間はほぼ終わり完全に実業務に入っています。
思えばチームに入る前の最大の心配事は、「そもそもこの全く新しい仕事が、自分にできるのかどうか」ということでした。
やはり想像していた通り仕事は極めて複雑で難解、必要なエンジニアリングスキルも非常に高度です。
ただ、「想像通り難しい仕事」ではありますが、「想像をはるかに越えた仕事」という状況ではないと思います。
もちろん、私を採用してくれたマネージャーが期待しているレベルには、まだまだ達していないと思いますし、分からないことだらけです。
それでも今のところ、箸にも棒にも掛からないという状況ではないと思います。
箸の先っぽくらいには引っかかっているのではないかと思います。
箸の先っぽに引っかかるために、この40日間ほどで新しいことを沢山学習しました。
こんなに一気に詰め込んだのは、いつ以来だろうと思っています。
・・人間、年を取ってくると新しいことを覚えられなくなってくると世間では言われていると思いますし、私もそういうものだと思ってきました。
しかし、この年で、これだけ新しいことを一気に学習して、それを活用してまったく違う世界で一応結果も出すことができるのだということを体感しています。
もちろん、子供たちのスポンジのような吸収力にははるかに及ばないのですが、それでも、むしろ10年くらい前よりも今の方がむしろ、学習できているような気がします。
なので実は、新しいことに挑戦することと、年齢とは実はあまり関係ないのではないかと、今は思っています。
「もういい年だから、新しいことは無理だ」といったように思いがちですし、私も実際そうでしたが、もしかしたらそれは単に心の奥底で自分に制限をかけている、いわゆる保身に走ろうとする深層心理が働いているからそう思うのかも知れないと思います。
結局、自分自身の潜在能力を引き出すものは、強いモチベーションと、途中でやめない決意なのではないかと思います。
本当に、「これをやるんだ」というものを決めて、何が何でも、石にかじりついてでもやるんだという意識で取り組んでいると、自身の中の潜在能力が開いて、できなかったこともできるようになる・・そしてその潜在能力に年齢はあまり関係ない、むしろ今まで温存していたその潜在能力は、フレッシュな感じで開くのかも知れません。
良くも悪くも私は今回、後には引けない状況で、もう戻る道のない状況で新しい世界に飛び込んできました。
そう、石にかじりついてでもやらなくてはいけない状況です。
しかしそのことが、私の中の潜在能力(といっても大した能力ではないと思いますが。。)を少しだけ開くきっかけになっているのかも知れません。
偉そうなことを言うつもりは全くありませんが、それでもこのことは実体験として言いたいです。
新しいことに挑戦することに、年齢は関係ないと思います、と。
・・などと言っておきながら、来週いきなりYou're fired!と言われて終わってしまったら何の説得力もないですけどね(笑)