人生に「もしも」はないけれど | 55歳過ぎてもアメリカでIT企業のエンジニア・PMとして挑戦します

55歳過ぎてもアメリカでIT企業のエンジニア・PMとして挑戦します

一昔前なら定年を意識する年齢ですが、家族で夢をかなえるために2019年4月に渡米、現地のIT企業のソフトウェア開発部門のエンジニア・PM(プログラムマネージャー)として挑戦しています。

アメリカに住んでも、もちろん日本のニュースはチェックします。

その中で、こちらの記事は感慨深いものがありました。
収入の少ない家庭の子であっても、大学に行ける可能性がぐっとあがるのですね。

「高等教育無償化」成立 20年度施行

私が中学生だったころ、大学への進学の費用が工面できないという理由で進学校への進学をあきらめなければならなかった人は、全国規模でいえばかなりの数いたと思います。

前にもちょっと書きましたが、私も同様でした。
進路を考えるにあたり親から「うちではお前を大学に行かせてやる余裕はないから、そのつもりで」と言われていたため、必然的に高卒就職を前提とした進路を考え、工業高校へと進学しました。

・・人生に「もしも」はありませんが、もしもあの時、この高等教育無償化制度が存在していて、大学に進学することを前提とした進路を考えていたら、私の人生はどうなっていたのだろうか。。とやっぱり考えます。

しかし、想像を膨らませ終えた後に、やっぱり思います。
たとえどんな進路を歩んでいたとしても、結局私は今のこの会社のこのチームに来たのではないかと。

たとえ東大を卒業しようが、オクスフォード大学を卒業しようが(もちろん学費以前の問題で、無理だったでしょうけど笑)、結局ここにきていたのではないかと思います。
やりがいと、自分のスキルとのバランスがこれ以上ピタリとはまっている場所もこの世にそうたくさんはないと思うからです。


そう考えると、結局、学費が工面できるとかできないとか、親がああ言ったとかこう言ったとか、その程度のことで人の人生の本質を変えることはできないような気がします。

目標を見失わないで、あきらめないで、常に自分が進むべき方向に向かう気持ちを持ち続けていれば、途中問題が起きようが壁が現れようが、結局は目標としていたところへと行き着くものなのだろうと思います。


だから、この無償化制度が自分たちの学生時代に存在しなかったことに対して不満に思うこともありませんし、むしろ、おかげで素晴らしい高校生活を素晴らしい友人たちと過ごすことができたので、感謝しています。

それでもやっぱり、学生さんたちの選択肢が広がるというのはとてもいいことだと思いますので、この法案の成立は喜ばしいことですね。


なお、「やりがいのある仕事」という観点ですが、以前、もしも大リーガーや歌手といった仕事も含めてどんな仕事でもつけるとしたら何をしたいか、ということを深く考えたことがありましたが、その時は私にとってはNASAで研究者になることがこの世の頂点の仕事だと思っていました。

でも今は、NASAで宇宙の研究をするのと同等かそれ以上のやりがいと、自分たちが作っている製品に対する誇りを持ってやっています。
仮にNASAから好条件のオファーが来ても(来るわけがないですが(笑))、行かないと思います。