ビザ取得の最後の関門は実際の大使館面接です。
いかなる人も、ビザを取得するためには必ずこの大使館面接を本人がしなければならず、有名芸能人や日本出身の大リーガーであっても避けられないと思います。
(例外としては、13才以下または80才以上の人は郵送で手続きができるそうです。)
大使館面接は、極めてフォーマルな場となっています。
入り口で荷物検査や身体チェックがあるのはもちろん、持ち物の制限が非常に厳しいので注意が必要です。
例えば、背負うタイプのバッグ、リュックサック型の入れ物を持って入館することはできません。
もしも持ってくると、駅に戻ってコインロッカーなどにそのリュックサックを入れてから、必要書類だけもって出直してくるように言われるそうです。
なので大使館に向かう際には、必要書類を入れたクリアフォルダーと、一人一台持ち込むことが許されているスマホ・携帯以外は持ってこないか、駅のコインロッカーに預けてから行く必要があります。
そしてもちろん、この大使館面接の場で、自身のビザが承認されるかどうか確定するわけですから、たいていの人はとても緊張して臨むと思います。
私の場合は2回目ではありますが、なんと言っても10年前とは比較にならない難しさとなっており、どこかのサイトで見た限りでは、Lビザの承認率は現在75%くらい、ということでした。
つまり、25%くらいの申請はRejectされているということですから、楽観視はできる状況ではありません。
さて、大使館面接の日程ですが、土日はやっていませんが、日本の祝日はやっています。
やはりアメリカのカレンダーで動いているからだと思いますが、逆に、独立記念日などアメリカの祝日は受け付けていないと思います。
なので我々は祝日を選択しました。そうすれば子供にも、学校を休むことなくこの特別な機会を体験させてあげることができるからです。もちろん我々も仕事を休まなくて済みますしね。
面接の時間帯ですが、一番早い時間帯は朝の8:30です。
朝8:30までに家族3人で赤坂に出向くのは楽ではありませんが、この時間帯を選びました。
一番前の予約であれば、前の人たちが時間がかかってしまい 押してしまう、というリスクを回避できると思ったからです。
しかし、結果から言えば、朝一番の受付をしたにもかかわらず、1時間以上待ちました。
間違いなく我々より後から受付した人たちも、どんどん先に呼ばれていました。
そうなってしまった理由は、想像ですが、我々の提出した嘆願書があまりにも分量が多く、添付書類も半端ない量だったため、読むのに時間がかかったのではないかと思われます。
ちなみに、8:30の予約の場合、実際の面接が8:30から行われるということではなく、その場につくのが8:30でOKということです。
当日のフローですが、
1. まず着いたら荷物チェック・身体チェックを受ける
2. 最初の受付で予約の確認をし、番号札をもらって中に入る
3. 中に入ったら、まずは書類をすべて提出し、座って自分の番号がディスプレイに表示されるのを待つ
(ここで、すぐに呼ばれると思いきや、1時間以上待ったのです)
4. 呼ばれたら、まずはFraud Protection Fee を支払ってきなさいと言われるので、室内にある会計窓口に行って500ドル払う(クレジットカードで払いました)
5. 次に、フィンガープリントをとる窓口に行く。なお、13歳以下はこれは必要ないため、うちの子はやりたがっていたのにやらせてもらえず、すねてしまいました。
6. そして、ようやく面接です。
なお、面接と言っても、個室で行うわけではなく、券売機の窓口のようなカウンターで行われます。
その様子は待合場所からは丸見えであり、特に面接を受けている側の人の声は普通に聞こえてしまいます。
まあおそらく、よっぽど特別な事情がある人は別室に案内されて面接するのかも知れませんが、ほとんどの人はそのカウンターで行います。
そして面接の時間も、時間にして3分~長くて5分といったところです。
聞かれる内容は、どこで働くのかとか、何の仕事をするのかといった、極めて定番な質問でした。
ただ、私の場合は先日本社の弁護士さんにアドバイスしてもらった通り、
「なんの仕事をするのか」という質問に対して「エンジニアです。以上。」という単純な回答ではなく、どういうエンジニアで、なぜ日本からわざわざその仕事をするためにアメリカに行くのかが伝わる補足説明を添えてみました。
おそらく、その回答をした時点で正規の面接としては終わっていたのだと思いますが、面接官は生粋のアメリカ人の方だったようで、その後しばらく雑談?が続きました。
その中で、私の「S」の発音が悪いと指摘されました。(面接と関係ないのに。。)
面接官:「スゥイじゃなくて、シだよ!」
私:「シ〇〇〇?」
面接官:「ダメダメ、違うよ、シだよ、シ!」
私:「シ〇〇〇!」
面接官:「だからシだってば、シ!」
・・という他愛もない話をしながら、彼は手で書類の処理をしていました。完全に、遊び相手にされましたね。。
結局、私のSの発音に関しては彼のApprovalはもらえませんでしたが(笑)、ビザに関してはApprovedだと言われ、無事帰路につくことができました。
なお、パスポートはその場では返してもらえず、ビザのスタンプをつけた後で通常3~5日くらいで郵送で送られてきます。
我々の場合も、4営業日くらいで郵送で送られてきました。
パスポート以外にも、提出した5㎝×5㎝の写真も含めて、ほぼすべての書類が返ってきました。写真はどうやらスキャンだけして返すみたいですね。
というわけで無事、ビザを取得して、確実にアメリカで働けることになったのですが、まだビザに関して腑に落ちないことがありました。。