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エンジニア専門話し方 マスタートレーナー 亀山雅司です。
3.11の福島の大事故の後、原子力発電はやめるべきと言う流れと、エネルギー自給には一定量が必用だという意見が対立しています。
足元をみると、原子力発電の代わりにガスや石炭で発電した結果、約20兆円の国富が燃料代として海外に流出してしまったし、お安い石炭火力発電は二酸化炭素だけでなく、重金属の拡散で地球環境を汚すことから国際的にも風当たりが強い。
また、国のエネルギー自給率は約10%程度だから、絶えず輸入が必要な燃料に頼っていると、国際紛争が発生すると一気に国が崩壊する危うさをもっています。
だから?
だからと言って、この問題が原子力を続ければバラ色に解決するのか、と言えばそうでもないのです。
原子力は最盛期でもエネルギー自給率でいえば15%程度の量だったから、そこまで復活しても、日本は使えるエネルギーを全てかき集めても約75%は外部(輸入)頼みで大勢は変わらない。
そうなると、原子力発電の役割は「エネルギー問題を解決」ではなく、「イザという場合に国民の命を救う保険」と考えるほうが実態に近いのです。
江戸時代は今の1/50のエネルギーで約3000万人の人口を養えてました。
自然エネルギー(水力含む)と原子力があれば、現状の1/10程度のエネルギーは確保できます。
そうすると、国民の食料生産はぎりぎり何とかなって(超概算だけど)、日本は貧乏になるけど人命は救えるのです。
おそらく現状では原子力は順調に復活しても最盛期の半分くらいだから、この考えは現実に沿っているんじゃないかと思います。
寄与するにしても、原子力エネルギーは決してエネルギー供給のメインにならないし、二酸化炭素低減の切り札でもない。
原子力関係者はまだ二酸化炭素を減らす・・・を言っている人が多いけど、そろそろ立ち止まって、立ち位置を確認した方がいいんじゃないかと思います。
一方で、原子力をゼロにすると、家庭で言えば生命保険をゼロにした状態になって、イザというときに壊滅的な被害が出ることになる。
となると、仮にコストの優位性があってもなくても、優秀な発電所は温存しておく選択肢は思いのほか重い。
あと、エネルギー供給で何ができるのか・・・。
消去法的に考えると、自然エネルギーの増加は続けて頂いて(ただし、原子力と同様、量が少なすぎて抜本解決にならない。しかも供給安定化の費用がかなり高い)、あわせて、省エネを推進する。
省エネの効果は意外に凄まじく、2005年のピークから1次エネルギーは15%も減っています。
これって最盛期の原子力発電によるエネルギー量と同じです。
空調や青色LEDの発明による照明の省エネが進んだからですが、まだまだでてくるでしょう。
車のエンジンも「これ以上は無理!3リットルのガソリンで100km走るなんて不可能!」とか言っていましたが、できてしまいました。
ちなみに、人は時間はかかりますが(3.5日)、1リットルのガソリン相当のエネルギーで100km歩けます。
まだまだ我々の世界は「効率が悪い」、正確には「変換効率が悪い」のです。
例えば、LED電球だと変換効率約25%ですが、白熱球だと約5%で他は熱になって使われていません。
(電気エネルギーから光へ変換しています)
ちなみに太陽光発電は、太陽光のうち電気にできるのが約2%です(セルの効率が20%として)。
これでも植物の光合成に比べれば100倍くらい高い(だからバイオでエネルギーを賄おうとすると環境が破壊される)。
要するに、我々はエネルギーを変換するたびに大部分のエネルギーをロスしているので、まだまだ改善の余地があるのです。
さて、今日は原子力発電が伸びない理由の一つをお話ししました。
そもそもエネルギー問題を解決するだけの量がないのです。
もう一つの理由は・・・技術の問題です。
長くなったので、続きは・・・明日以降(来週かも)にします。
※これまで、関係者ということもあって原子力発電関係の発言は控えてきたのだけど、解禁していきます。
私は推進派、反対派のどちらと決めて論説していないから、それはそれで意味があると考えています。
短時間で消える波紋にしろ、何らかの可能性があるなら表に出していくべきと思いました。
これもお役目と感じます。
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エンジニア専門話し方 マスタートレーナー 亀山 雅司でした。