みなさん こんにちは
そろそろ4月も終わり
気温も高くなり、日が長くなってきましたが、きょうは朝から雨が降っています
丈を伸ばした草木に降る雨はなんとも香しい
春雨を纏ったヤマツツジ(山躑躅)の花たち
「ヤマツツジ(山躑躅)」はツツジ科ツツジ属の半落葉低木
北海道の南西部から九州にかけて分布し、山野の林中や林縁に自生します
樹高は1~4m。葉は楕円形または卵状楕円形で、枝先に集まってつき互生します
なお、ヤマツツジ(山躑躅)の葉には「春葉」と「夏葉」があります
春につき秋に落ちる葉を春葉、夏から秋にかけてつき越冬する葉を夏葉といいます
春葉は長さ2~5cmと大きく、夏葉は長さ1、2cmと小さいです
落葉しますが冬の間も葉があるということで
「半落葉」または「半常緑」という分類がされているのだとか・・・
開花時期は4月~6月。花色は朱色のものが多いですが、赤味が強いものもあります
花冠は花径4、5cmの漏斗形で、先が5裂します
裂片には丸味があり、裂片のうち一番上のものには、濃い斑点があります
雄しべは5本。長く伸びて先が上に曲がります
白っぽい花粉は数珠のようにつながり、虫に運ばれやすいようになっています
写真は神奈川県立東高根森林公園の古代植物園で撮ったもの
古代植物園は、食料、衣料、染料、建物、薬、木製品、親しまれた植物の
7つの部門に分類されています
縄文時代から平安時代の衣、食、住にかかわってきた主な植物を見ることができます
i.s