みなさん こんにちは

 

実家の庭で見頃をむかえていた「ヤノネボンテンカ(矢の根梵天花)」

 

お茶を教えている母が生徒さんからいただいた株が根付いたもの

 

今年の秋の庭の主役になっています

 

 

南アメリカ原産のアオイ科ヤノネボンテンカ属(パポニア属)の常緑低木

 

日本へ渡来した時期は不明。日本でも帰化していて、道ばたなどに自生します

 

草丈は100~150cm。茎は下部でよく枝分かれをして、横に広がります

 

葉はくさび形で矢じりの形に似ています

 

葉縁には鋸歯があります

 

この葉の形が「矢の根」の名前の由来になっています

 

「梵天」は婆羅門天のことですが

 

同時に山伏の峰入り行列の先頭に立てたりする御幣(ごへい)の意味もあります

 

花の形をこの「梵天」に見立てたものではないかといいます

 

同じアオイ科に「ボンテンカ(梵天花)」という花があります

 

 

開花時期は8月~9月

 

花径は5~7cmで、花びらは白く真ん中が濃い赤褐色をしています

 

また、花びらの裏側にはきれいな濃い赤色の筋が入っています

 

花後にできる実はさく果です

 

別名を「タカサゴフヨウ(高砂芙蓉)」と呼ばれます

 

 

茶花にも使える楚々とした雰囲気の花が秋の風に揺らいでいました

 

i.s星