みなさん こんにちは
実家の庭先で咲いていた「カラー」
雨上がり、水滴をたくさんつけていた花姿がとても瑞々しくて思わず撮った一枚です

南アフリカ原産のサトイモ科の耐寒性多年草(球根植物)
開花時期は、5月~7月
直立した長い花茎の先に
サトイモ科特有の「仏炎苞(ぶつえんほう)」に包まれた花序をつけます
「仏炎苞」とは、棒状の花を包みこむ苞が
まるで仏像の背景にある炎をかたどる飾りに似ていることから
花の本体は中心にある棒状の部分で「肉穂(にくすい)」といわれるもの
苞の色は白、ピンク、オレンジ、黄、紫など
葉は楕円形、矢じり型、ハート型で、白い斑点が入ることが多いです
和名「オランダカイウ(和蘭海芋)」の由来は、江戸時代(1843年)にオランダ船によって持ち込まれ
太い塊茎が芋のように見えたこと、湿地を好んで地中に芋をつくることから
漢字だけを見ていると、「カラー」の花だとは到底思えないですよね・・・
「蛍二十日に蝉三日」とは、蛍と蝉の盛りが短いこと。物事の盛りの短いことのたとえ
6月11日から15日は、二十四節気「芒種」の次候「腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)」
草の中から蛍が舞い、光を放ち始める頃
昔は、腐った竹の根や腐った草が蒸れて、蛍になると考えられていたといいます
全国の気象台では、その地域に生育するいくつかの動植物の開花や紅葉



初見や初鳴きなどの「生物季節」を観測し記録しています
蛍の初見もこうして観測される「生物季節」のひとつ
蛍の初見日は、3月下旬から沖縄地方で始まります
その後、蛍の初見前線は、5/20頃に九州地方に上陸し
東京を6/20頃に通過して、7/20頃に終着地点の東北北部に到着するそうです
都会では、もう見ることもなくなってしまった蛍ですが
みなさんの、お住まいのまわりでは、蛍が飛び交う姿を見ることができますか

i.s