春は、色んなものを乗っけてやってきます。
黄帝内経を構成する素問には、こう書かれています。
「東風は春に生ず。病は肝に在り。兪(ゆ)は頸項に在り」
春は邪気が頭部にあり、春は肝機能が亢進しやすく、血が騒ぎ、頭部にのぼりやすくなります。
そしてアレルギーと言われる症状も。
いわゆる風邪(ふうじゃ)という邪気が皮膚に進入し、気の内外交流を阻止する事が原因。
節分を向かえ、そして春が立つ。
節分に行われる行事は、邪気を出す事で正気を取り戻す事なのかと。
デトックス(鬼は外)をし、自分軸=聖なる木(福)を内側に育てる事かと。
自分の内にある汚れは、自分の中にある邪がどんな種に属するかを理解する事だと思っています。
そして正気を取り戻す。
そこには肝が座った自分に気付いたり。
デトックスは、肝を試す事でもあるのかと。
春に立つ(立春)とはそういう事だと思えてなりません。