数日前、私の親しい友人夫婦が奥様の誕生日で箱根に宿泊のついでに小田原に立ち寄るということを聞いたので、私の家&事務所に近いとある寿司屋に行った時のこと。
この寿司屋は、私の知人、友人も多数訪れ、また、私自身も何度かその流れで訪れた店。
加えて、最近では小田原の寿司屋ランキングでも上位に入るお店でもあります。
3人で行きました。座った当時は3組くらいでしょうか?五人程度いまして、カウンターはほぼ満席でした。私が座ったやおら、二名一組が会計しました。
そのご夫婦と話をしていると「もう少し静かにしてください」と大将から言われる。
ちょっとムッとしたけれど、お客さんをおもてなししていることもあり、普通に我慢。
まあ、他のお客さんがいるから地声がでかいのでしょうがないか?
と思ってましたが。
正直、そんなにうるさい声だとは僕は思いませんでしたけれど。これはとりようなのでまあ、いい。
寿司が運ばれてきて、この店は握ったやつをカウンターで出して食べるスタイルなので、
私はもぐもぐと食べていたのですが、友人の方はゆっくりとじっくりと食べている感じでした。
奥さんと僕はわりにペロッと食べたのですが。
そしたら大将がいきなり
「早く食べてくれないか」
と言われ、カウンターに置いてあった寿司をそういわれて友人がとると、すぐ布巾でふき、
さらに「終わったらさっさと帰ってくれ、はい、お会計」と、まだ、会計するといってないのに、いう始末。
これに、私はブチ切れ
仲間夫婦を先に出して「ちょっと待っていてね」と話して、
当然、誕生日だから私がおごるつもりでいたので、会計に向かい、友達が扉を閉めるのを見届けたうえで
「あの、気持ちはわかりますけど、ああいう言い方とかやり方はないんじゃないですか?」
「私、同じ成田に住んでいて、何回かここにきていますよね?わかりませんか?」
というと
「わかるよ。だけど、うちは1100円で商品を提供していて回転率もあげなきゃいけないんだから早く食べてもらわないと」
というので、
「そりゃ、一人で来るならしゃべらないけど、三人で来たらしゃべったりするでしょ。
それに、私たちだって、人がたくさんいるなら、そそくさと食べて出ていこうという位の配慮はするけれど、今はうちだけしかお客がいないじゃないか」
「そもそも、人づてに大将が体を壊して、それでも店に出ているというから、じゃ行くか、という思いで来ているのに、こーいうことをやられたら店にはこれませんね」
「寿司の味は確かにおいしいし、値段も安くて、それは満足ですよ。
ですがね、食事というのは、物がおいしいというだけではなくて、そこでの会話、雰囲気、いろんなことを総合的にとらえて「おいしい」というものですよね?」
「それは、そうです」と大将。
そーいう観点からすれば、確かに味もコスパも最高だけど、おもてなしという点においては今日のやり方は最低だ」
そう、はっきり申し上げて
「では」
と申し上げて店を出ました。
僕からしてみたら、完全にメンツをつぶされたようなものです。
恐らく、まだ体調が十分でない中で店に立っているのでしょう。それも、冒頭で私が「気持ちわかるけど」という言葉に込めた思いでした。
ですが、本当は体調に留意していつまでもおいしい寿司を握ってください、と言おうと思ったけれど、そんな気持ちも全く起きないこととなってしまいました。
虫のいどこが体調のこともあり、よくなかったのでしょう。それに、こんな安い値段であの内容だと、ほとんどもうけもなかなかないのでしょう。物価があがって、利益率は飲食は低くなっています。
いろんなことがあるのでわかりますよ。
でも、それで、こんな態度をとられるなら、体調が万全になってから店はやればいいと思うし、値段が割に合わないなら無理しないで500円くらい引き上げればいいと思いますね。私は1500円でもあれなら食べに行きます。
私からしたら、本当に普通に話していただけですからね。
こーいう仕打ちをされるなら、寿司屋はいくらでもありますので、あえて、そこに行って気分悪くしてまで、おいしい寿司を食べる必要はありません。
おいしい寿司も、そーいう気分になれば「おいしくなくなります」。
当然にせっかく、誕生日に小田原の成田あたりまで来てくれた友人に大変不愉快な思いをさせたことは言うまでもないので、場所を移して平謝りしたことはいうまでもありません。
本当に残念なおもてなしでした。
写真と本文は関係ないです。寿司の写真がありませんでした(笑)。