政治改革の行方〜腐った政治を立て直すには〜 | おやまだやまと公式ブログ『推譲(すいじょう)』

自民党という政党は散々にごまかしまくって、その場しのぎの取り繕うことばかりをやってきた政党。


安倍派、岸田派、二階派が派閥の解消を決定したと言うけど


眉唾ですね…


そのあと、二階派の二階会長、安倍派の生みの親の孫の福田達夫氏らがインタビューこたえていたけど


それを聞く限り


結局は何かしらの形を変えて派閥なんてものは政策集団というのか、グループというのか?わかりませんけど残ると思います…


そもそも自民党という政党の生い立ちを考えたら、この政党から派閥がなくなるなんてことはありえません。


自民党というのは、左右の社会党が統一して大社会党になったことに危機感を抱いた保守勢力が、具体的には自由党と民主党が保守合同をして生まれた政党です。


保守の大同団結


だから、吉田路線の人達もいれば、鳩山路線もいるし、岸信介の流れもあれば、大野伴睦や三木武夫の流れもある


みんなバラバラだったわけです。


バラバラが共産革命政権、社会主義革命を起こさせてはいかん、ということで


保守合同になったわけです


今では信じられないですよね?


リベラル勢力に権力をとられることを恐れた保守が固まった時に多少の違いを超えて大きな塊を作ったのが自民党ですからね。


そんな淵源をもつ自民党が、政策が違うのを野合とか色々言うけど、そんなことを言える資格なんて自民党にはないんです。


だって1994年にはその後55年体制のもとでしのぎを削った社会党と自民党が組んで政権奪還をするんですよ?


目的のためには手段を選ばない、なりふり構わずやるのが自民党なのです。


そこまでして権力に執着するのが自民党のお家芸だ、ということをもう少し国民は冷静に見ておかなければならないのです。


で、その自民党の国会議員だった佐藤ゆかりさんがひところテレビに出て


政治活動には金がかかって仕方ない、政治には金がかかるんだ


まるで政治に金がかかることは当たり前であるかのように言うんですね…


私はそれがそもそもおかしいとこのコメント見るたびに首をひねるのです。


なぜ金のかからない政治を目指しましょう、それを具体的にやりましょう、とならないのか?


色んなところに挨拶に行って顔を出す、冠婚葬祭、仕事の斡旋、陳情、色んな事をしないと票が稼げないから


といいますけど


卒業式や体育祭とかそういう諸行事で誰が政治家の話を聞きたいですか?大概つまらない話じゃないですか?


結局、国民がいけないんです。


なんでうちの祭りにはこないんだ、とか、呼ばなかったら呼ばなかったで政治家も怒ったりするでしょ?


それでいて話なんて誰も聞いてないんですよ…誰もありがたいとは思ってない…


国民が顔出さない政治家をダメとか言ったりして、来ることを期待するからダメなんです。


こーいうのを一切出入り禁止にすればいいんです。そーすれば、議員1人では選挙区の全ての祭りやイベントに行くことなんて出来ないから


秘書が行くなんてことで、秘書給与出さなきゃいけないとか、事務所構えなきゃいけないなんてことにはならないでしょ?


私の知ってる国会議員だって、選挙区が3つの区に分かれているから、その全ての区に事務所を設けるとかやってましたからね…


それを国民が要望してしまうわけです。それがよくないのです。


そーいうことも含めた金のかからない政治をどう進めるのか?


議論しなければなりません。


政党助成法の見直し、政治資金規正法の改正も急務です。


大体、企業団体献金を廃止するから政党助成法が出来たのに未だにザル法だから企業団体献金の廃止にはなってませんね。


だったら政党助成法は廃止したらいいんです。


なんで国民から250円ずつとって政党に金が配られておきながら企業団体献金を許すんですか?


おかしいでしょ?


派閥がなくなれば、政治がクリーンになるんですか?派閥を辞めることが今回の政治改革ですか?


そうじゃないですよね?


政治と政治家に取り巻く様々な問題点や課題を解決するのが今般の政治改革の本質ではないですか?


そうしないと政治に対する信頼はもとに戻らないと私は思います。


なんか、改革の本質が派閥の解消ということになるのは極めて議論を矮小化するし、本質的にはズレてると経営者としての私は思っています。